舞台はモロッコ 武藤俊憲が出場
2016年 ハッサンIIトロフィー
期間:05/05〜05/08 場所:ロイヤルゴルフ ダール・エス・サラム(モロッコ)
バーディ合戦必至のコース 武藤俊憲の相性は?
モロッコで5日から開幕する欧州男子ツアー「ハッサンIIトロフィー」に、日本から武藤俊憲が出場する。昨年のツアー外競技「片山晋呉インビテーショナル ネスレ日本マッチプレー選手権 レクサス杯」優勝により、自身初となる欧州ツアー単独競技への出場権を手にした。
武藤は4日間をプレーした前週「中日クラウンズ」最終日の深夜に日本を発ち、ドバイ経由で月曜日の昼に当地入り。火曜日に18ホールの練習ラウンドをこなし、プロアマラウンドが行われた水曜日は練習場で最後の調整を行った。約24時間に渡った移動の疲れはすでになく、「海外は良い刺激になるし、プレーの幅も広がる。日本もちょうど空き週だし、ありがたいですね」と、シーズン半ばでの海外参戦を歓迎した。
<< 下に続く >>
今年で7回目を迎える会場は、第1回大会で使用されて以来となるロイヤルゴルフ・ダルエルサラムで、フラットな林間コースが舞台となる。「日本とそんなに芝質は変わらないし、プレーしやすい」と武藤。「このコースは、毎日アンダーを出さないとダメ。オーバーのイメージは湧かない」と、バーディ合戦の争いを見据えた。
実際に、2010年大会の優勝スコアは通算25アンダーという数字。欧州ツアー最多アンダーパー記録(72ホール)の通算29アンダー(アーニー・エルス/03年「ジョニーウォーカークラシック」)に迫るロースコアの戦いが展開された。
「グリーンは小さいので、ショットが大事になってくる。ショットメーカーの僕にとってはありがたい」と、コースとの好相性は確信した。「ショットは日に日に良くなっている。あとはコンディションを整えて、あすを迎えたい」。武藤は初日、最終組の午後2時10分に1番ティからスタートを切る。(モロッコ・ラバト/塚田達也)