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ホールアウトから7時間後 谷原秀人は薄氷の予選突破

◇欧州、アジア、豪州共催◇ISPSハンダ ワールドスーパー6パース 2日目(9日)◇レイクカリーニャップCC(オーストラリア)◇7143yd(パー72)

18ホールを回り終えてから約7時間。通算イーブンパーの谷原秀人は57位タイで第3ラウンドに滑り込んだ。午前に出てホールアウト時点でカットライン(上位65位タイまで)に届かない70位だった順位は、強風の吹いた午後組の停滞もあり次第に浮上。最終日のマッチプレー進出に望みをつないだ。

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2オーバー116位から巻き返しを図った2日目は、穏やかな陽気だった前日と異なり早朝から風が舞った。スタートホールの10番でピンに絡めてバーディ発進を決めると、前半にスコアを4つ伸ばした。

フラッグがはためくほどの強風に変わった後半に流れは一転した。2打目が下り傾斜をつたってグリーンから転がり落ちた1番でボギーを喫すると、ティショットを右バンカーに突っ込んだ5番(パー3)から連続ボギーで後退した。「きのうよりは(状態は)マシだった」としたが、ボールの跡などで不規則な転がりを誘発したグリーンにも手を焼き、カットラインを見上げてプレーする状態は最後まで変わらなかった。

欧州ツアーメンバーに登録して1年。シード選手として世界各国を飛び回る39歳は今週で5連戦目になる。前日は夕方に終えたラウンド後、真っ先に練習場に向かって黙々と打ち込んだ。この日、昼過ぎにホールアウトすると、「あんまり悪いショットではないと思うんだけど…。まだまだってことだな」と言い、会場を後にしていた。

あすは再び生き残りをかけたラウンドになる。第3ラウンドを終えて上位24選手は最終日、ノックダウン方式のマッチプレー(各マッチともに6ホール)でタイトルを争う。上位8選手には、シードで1回戦免除の特典が与えられるが、それまでのストローク差は一切関係ない。リーダーボードは混戦状態。谷原はボーダーラインの21位タイまでと3打差にいる。(オーストラリア・パース/林洋平)

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2018年 ISPS HANDA ワールドスーパー6パース



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