恩返しへの気持ちを強くし、国内でファイナルQTへと挑む

◇欧州男子、アジアンツアー◇ホンマ香港オープン presented by Amundi 2日目（23日）◇香港GC（香港）◇6700yd（パー70）

本間ゴルフと契約するホストプロとして初出場した大会で、小林伸太郎は通算3オーバーでカットラインに2打届かず、予選落ち。2日目は2アンダー「68」と伸ばしたが、突風が吹いた初日の「75」を取り返すことができなかった。

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「やっぱり（トリプルボギーをたたいた）きのうの12番。でも、あれがなかったら予選通過していたねって言われるより、あれがなかったら優勝できていたねって言われるように頑張りたい」と、志を高くした。

2017年の国内ツアーで賞金ランク103位に終わり、今季は下部Abemaツアーを主戦場に戦っている。来季に向けたQT（予選会）はサードを突破して、次週ファイナルに挑む。

「この大会に出させていただいたのも本間さんの推薦だし、サポートが本当に素晴らしいので、結果で恩返ししたい思いが強い」と小林は言う。

リーディングエッジの丸みは職人による手仕事だ

例えば、現在使う本間ゴルフ ツアーワールド TW747 Vx アイアンは、丸いリーディングエッジが好みだという小林の要望に合わせ、数日で削ってもらった。TW-Wウェッジも50度はフェース部分だけメッキなし、56度は全体を黒メッキにといったリクエストに、すぐ応えてくれるという。

「今回、海外での試合に出て悔しかったので、アジアンツアーのQTも絶対受けようと思っています。本間さんも、東北の企業から日本でトップを獲って、アジアから世界へと出ている。自分も一緒に足並みをそろえていきたい」というホストプロ。週末には残れなかったが、強い決意を胸に日本へ帰国する。（中国・香港／今岡涼太）

50度と56度のTW-Wウェッジ。メッキの施し方も自由自在