石川遼 首位に一時2打差に迫るも7位でフィニッシュ/コロン韓国オープン最終日
マット・クーチャーも絶賛の巨大リゾートミッションヒルズの未来/ワールドセレブリティー・プロアマ
中国ハイナン島にあるミッションヒルズリゾートで開催された「ワールドセレブリティー・プロアマ」最終日。ステーブルフォールド形式で行われているプロゴルファーの個人戦では、マット・クーチャーがトータル84ポイントで首位を守り、優勝賞金100万ドル(約8,000万円)を手にした。
「昨年のワールドカップで優勝した場所なので、今回のイベントに招待されたと聞いたときは本当にうれしかったし、大会が始まることが待ち遠しいくらいだった。昨年は妻を連れてきたけれど、今回は子供も含めて家族で来ることができて本当にうれしい。ここミッションヒルズリゾートは子供が楽しめる施設がたくさんあって、彼らも本当に楽しい時間を過ごしていることがうれしい」と、相性の良い中国ハイナン島のミッションヒルズで再び優勝することができた喜びを語った。
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さて、世界トップランクのクーチャーが褒め称えるここ“ミッションヒルズリゾート”は急速に進化する中国のゴルフ市場を牽引している場所といっても過言ではないだろう。トーナメント開催コースを含め、様々な価格帯における10のゴルフコースが存在するだけでなく、ハンク・ヘイニーゴルフアカデミーや、広大な練習場などゴルファーが満足するレベルの施設が充実している。
「世の中には素晴らしいゴルフの施設があるが、例えゴルフをしない家族や友人とでも、一緒に楽しめる施設をつくることで、ゴルフ市場の活性化を目指したい」というミッションヒルズグループ会長のケン・チュウ氏の高い志のもとに、日々、施設の拡大が行われている。90ものトリートメントルームを有するスパ、ギネスブックに「アジア最大の温泉施設」と認定された168種類の温泉テーマパークに加え、IMAXシアター、インドアのアイススケートリンク、ボーリングセンター、フェラーリのシミュレーションゲーム施設、巨大なショッピングセンターなどのオープンを計画している。
10年以内に世界最大のゴルフ大国であるアメリカのゴルフ人口を抜くと言われている中国のゴルフマーケットに期待を寄せる企業は少なくない。「ゴルフはお金儲け=ビジネスではなく、産業である。ゴルフ産業で国を活性化させることが目的だ」と、語るミッションヒルズグループ会長のケン・チュウ氏はゴルフ界におけるパイオニアであることは間違いないだろう。(中国ハイナン島/向井康子)