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大量のハエに練習場の列…南半球の男女同時開催で選手の苦労は?

2019/02/07 08:22

◇欧州男子◇ISPS HANDA ヴィックオープン 事前◇13th ビーチGC(オーストラリア)◇ビーチコース(6796yd/パー72)/クリークコース(6940yd/パー72)

■ 今週の大敵

コースには大量のハエがいる。アドレスに入った選手が顔の前を手で払い、仕切り直す場面は多い。見守る関係者も立ち止まっていると、5~6匹のハエが顔に近づいてくるのだ。「あ~もう嫌だよ…」。みんなが口をそろえるが、ハエは容赦ない。

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コース内に別荘を構える60歳代の男性は「近くに牛がたくさんいるから、このコースはハエが昔から多いのよ」と説明する。そもそもオーストラリアは降水量が少なく乾燥しており、ハエが大量発生する。水分を求め、汗をかく人に寄ってくるといい、顔にたかるハエを手で払う仕草は「Aussie salute=オーストラリアのしきたり」と呼ばれるほどだ。スーパーマーケットに駆け込み、ハエ除けのスプレーを探す選手たちもいる。

■ 長蛇の列

今週は欧州ツアーの男子選手と、米ツアーの女子選手が同会場で試合を行う。計300人以上の出場選手がいるため、ドライビングレンジには順番待ちの列ができる。自分の練習を始めるまで、2人以上が終えるのを40分ほど待つこともある。開幕2日前は、昼前がピーク。夕方になり空きが出始めた。ある海外選手は「自分の番になっても、後ろに気を使うよね」と苦笑いした。

練習ラウンドの予約を確保できない選手もいた。5日(火)にコースに初めて来た横峯さくらは当初、同日の予約を取れなかった。夕方になり空きが出たようで、急きょラウンドに入った。川村昌弘も、5日に予約を取れていなかった。ラウンド中だった知り合いの海外選手に遭遇し、そのまま合流したことで、なんとか練習ラウンドにこぎつけた。(オーストラリア・バーウォンヘッズ/林洋平)

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2019年 ISPS HANDA ヴィックオープン



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