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3年目を迎える「関西オープン」の苦悩

今週、兵庫県の小野ゴルフ倶楽部で開催される「関西オープンゴルフ選手権競技」は、日本で現存する最古のトーナメント競技となるが、ツアー競技としては今年が3年目の開催となる。第1回の2009年から、毎回海外メジャー最終戦の「全米プロゴルフ選手権」翌週の開催ということで、賞金ランキング上位選手の欠場者が多い。

今年の大会は昨年のランキングで1位のキム・キョンテ(韓国)、2位の藤田寛之、そして3位の石川遼が出場を見合わせている。大会前日の練習日に、今大会の競技委員長を務める野村淳(関西ゴルフ連盟)がコースについての説明を行う際に、「開催日程については、いろいろ検討をしています」と話し始めた。

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「この大会はオープン競技なので、予選会も行いますし、その関係もあります。そして、10月に開催される日本オープンの予選会も兼ねていますので、日程を決めるのは難しい問題でもあります。現在はJGTOさんにも相談して、7月とかに開催できないかなど考えているところです」。再来年以降になるが、開催時期を6月もしくは7月に移行する可能性もあるという。

そして、出場選手の口からはあからさまには出てこないが、他のトーナメントに比べて賞金額が低いことも懸念されている。ツアー規定の最少額、賞金総額5,000万円、優勝賞金1,000万円で開催されるこの大会は、同週に神奈川県の大箱根CCで開催される「CAT Ladies」(3日間競技)よりも小額となる。

「賞金を上げたいとも思っていますが、それはスポンサーを考えなければなりません。日程と賞金総額の両方が叶えられたら、かなり盛り上がる大会になってくれると思っています。ただ、大会としては選手のレベルアップには良い大会だと思います」と野村氏は続ける。

賞金額が多いほうが選手たちにとっては嬉しいことだが、日本オープンさながらのコースセッティングは、野村氏の言う“レベルアップ”に繋がる。毎回、日本の名門コースで開催される、質素だが趣のあるトーナメントを4日間じっくりと見届けたい。(兵庫県小野市/本橋英治)

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2011年 関西オープンゴルフ選手権競技



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