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国内男子長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントの最新ゴルフニュースをお届け

薗田峻輔が2勝目に王手 日本ゴルフの黄金世代は

北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブで開催中の国内男子ツアー「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント」3日目。薗田峻輔がコースレコード、自己ベストとなる「61」を叩き出し通算15アンダーとして単独首位に立った。11バーディ、ノーボギーの会心のプレーで2010年「ミズノオープン」以来となる2勝目に王手をかけた。

今大会が今季4試合目となる薗田は、今年1月、トレーニング中に左ひざを負傷。シーズン開幕時期の出場を棒に振り、ツアーの公傷制度を利用した。

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「痛みがひどいというか、関節が詰まって、足が伸びなかった」。内側側副靭帯および半月板を損傷(バケツ柄断裂)。両方を治療し長期離脱する手もあったが、早期復帰を目指して、2月に一部めくれ上がった半月板の除去手術にとどめた。それでも本格的な練習を再開できたのは、ゴールデンウィークの直前頃。5月末の「ダイヤモンドカップゴルフ」がシーズン初戦だった。

そんな中、同じ1989年生まれ、アマチュア時代にしのぎを削った中である小平智が、6月の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」で優勝。さらに言えば、昨年の同大会王者はこれまた同い年の藤本佳則だった。普段から「薗田に、藤本に追いつきたい」と口にしてきた小平の待望の初勝利を薗田は「嬉しかった。すごく刺激になる」と言う。焦りもない。しかし「でもメジャーで先に勝たれてしまったのは、逆に悔しかった気持ちもあります」というのが23歳の本音でもある。

「僕らは平成元年生まれなんですけど、女子もすごく勝っている。同世代と括られても、ひとつ上、ひとつ下の選手たちとは、やっぱりどこか違うんですよ」と薗田。米女子ツアーで戦う宮里美香、国内で賞金女王の道をひた走る森田理香子(90年1月生まれ)も同学年。「ライバルというよりも、それ以上に気にかかる存在。必ずスコアもチェックしちゃうしね」。海外に目を向ければ、ロリー・マキロイ(北アイルランド)、ピーター・ユーライン(米国)の名前も挙がる。

それぞれのキャラクターも豊かで、20代前半で結果を残している。石川遼松山英樹といった2学年下の世代に話題を持っていかれてばかりではいられない。彼らが新しい時代を引っ張るゴールデンエイジとなれば、次世代のゴルフ界の明るい材料になるはずだ。(北海道千歳市/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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2013年 長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント

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