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レンジにもキャディさん 池村寛世が体験したミャンマーの練習場事情

◇国内男子&アジアン◇レオパレス21ミャンマーオープン 2日目(26日)◇パンラインゴルフクラブ (ミャンマー)◇7103yd(パー71)

今季初出場の池村寛世が予選ラウンドを首位に3打差の7位タイで通過した。52位タイから出て7バーディ、2ボギー「66」をマーク。前年は入国したにも関わらず、待機選手のまま出場できなかったミャンマーで、好位置につけた。

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3つのパー5ですべて2オンに成功し、2パットバーディにまとめる安定ぶりでスコアを伸ばした。「1Wショットが良かった。後半はフェアウェイを外したのは最初の10番だけ」。前週の「SMBCシンガポールオープン」はグリーン上で苦戦して予選落ちし、今週はパターをピン型からネオマレット型にスイッチ。さっそく結果が出た。

大会は2年ぶりの出場だが、ミャンマーは3年連続で訪れている。前年は出場資格の優先順位が低く、「出られると思っていたのに、ウェイティングで4番目だった」。他選手が急きょ欠場することを期待して来場したが、結局出番は来なかった。宿舎や帰りの航空券を押さえていたため、早く帰国するわけにもいかず「ホテルのジムかプールで体を動かしていました。あとは、出た選手が帰ってきてからテニスをしたり…。ホントにバカンスに来たようなものでした」と苦い経験を振り返る。

ただ、「ホテルのそばの練習場には行っていた」という。ヤンゴンで滞在していた宿舎の隣は、街中のドライビングレンジ。今年も到着した月曜日に汗を流した。ミャンマーの練習場事情は独特だ。実際のコースさながらキャディがいる。店内に足を踏み入れると、バッグを打席まで運ぶだけでなく、ショットをした後、マットの上に手で1球ずつ置いてくれるのだ。料金は1カゴ70球で3500チャット(約287円)。練習後にはキャディに2000チャット(約164円)ほどのチップを払うのが一般的だという。

「海外は面白いです。いろんなコースもあって」。スーパーマーケットで食料を買い込み、試合に備える準備にも慣れてきた。「先週の分も今週は稼ぎたい」と意気込む22歳。あわよくば「去年の分も…」。数十万円の出費を取り返そう。(ミャンマー・ヤンゴン/桂川洋一)

桂川洋一(かつらがわよういち) プロフィール

1980年生まれ。生まれは岐阜。育ちは兵庫、東京、千葉。2011年にスポーツ新聞社を経てGDO入社。ふくらはぎが太いのは自慢でもなんでもないコンプレックス。出張の毎日ながら旅行用の歯磨き粉を最後まで使った試しがない。ツイッター: @yktrgw

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2018年 レオパレス21ミャンマーオープン



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