新崎弥生、ホールインワンでも冷静沈着
「樋口久子IDC大塚家具レディス」初日。プロ6年目の新崎弥生が、12番パー3でホールインワンを達成。首位と1打差の3位タイと、好スタートを切った。「(下部ツアーの)ステップでも、QTでも(ホールインワンは)ありました」という新崎。「入った瞬間はしっかりと見えました。嬉しいというか、ビックリしましたね」と、快挙を冷静に振り返った。
27日現在、賞金ランキングは53位。来季のシード権獲得となる51位以内まで、あと一歩に迫っている。9月開催の「マンシングウェアレディース東海クラシック」では不動裕理、上田桃子とのプレーオフも体験。敗れはしたものの涙も見せず、笑顔で握手を交わした姿は印象的だ。この大会を終え賞金ランクも大幅にアップし、来季のシード権争いに参入してきた。
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初のシード権がかかる新崎にとって、週を追うごとに1試合1試合の重みが増してくるはず。しかし、「ギャラリーや周りの方にも色々と言われますが、あまりガムシャラに追いかけても自分が固くなってしまい、逃げていくと思う。普段通りのゴルフをするだけです」と、いかにも新崎らしい、冷静な反応を示す。
「たぶん、これからは間違いなくシンドイことの方が多くなると思います。ただ、一生に何回か味わえるかわからない経験だと思うので、地に足をつけながら、かみ締めてやりたいですね」。初シードをかけたシーズン終盤、ホールインワンを獲っても、プレーオフで敗れてもクールを貫ける新崎なら、己を見失わずに戦うことができそうだ。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。
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