森桜子「私たちの時代が来たのかな」
今年の「日本女子アマチュア選手権」で2度目の頂点に輝き、プロテストにも一発合格。鳴り物入りでプロの世界に飛び込んできた森桜子が、今週の「樋口久子IDC大塚家具レディス」に出場する。レギュラーツアーへの出場資格を持たない森にとって、今週がプロ転向後2試合目。プロデビューを飾った9月開催の「ゴルフ5レディス」は、主催者推薦による出場。そのデビュー戦は、6位タイ発進と華々しいスタートを切りながら、2日目に大きく崩れて予選落ち。悔し涙を呑む結果となった。
静かにデビュー戦を終えた森だが、10月に開催されたステップ・アップ・ツアー(下部ツアー)の第13戦「ウッドワンレディースカップ」でプロ初タイトルを獲得。レギュラーツアー4試合の出場権を獲得し、今週がその初戦となる。
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今季はステップ~に5試合参戦し、優勝を含めて4試合でトップ10入り。「優勝が自信になったというより、トーナメントの雰囲気や緊張感を体験したことでモチベーションが上がってきました」と振り返る。「ゴルフ5レディス」での涙の予選落ちも、「先に経験できたことで心も成長したし、大きく進歩したと思います」と森。悲しみも喜びも、ツアーで得た経験を着実に成長の糧へとつなげている。
初勝利を挙げた1学年上の若林舞衣子や、2学年上の有村智恵、原江里菜ら同世代の台頭が著しい昨今。特に意識はしていないと言うものの、「私たちの時代が来たのかな、とは思います」との言葉には、“次は自分の番”という想いが強く伝わってきた。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。
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