2024/11/23国内男子
賞金ランク2位の福嶋、差を詰めるチャンスだが…
今年の女子トーナメントも終盤に差し掛かり、賞金女王争いに注目が集まる時期になった。現在のトップは、ただ1人1億円を突破している李知姫。2位は、約2,155万円差で追う福嶋晃子だ。先週までは約1,400万円差だったが、欠場した福嶋に対して李が2位タイフィニッシュ。一気に差が開いてしまった。
対して今週は、李が欠場して福嶋が出場する逆のケースとなる。1997年以来となる賞金女王奪還へ向け、差を詰めるチャンスの週となる。しかし、当の福嶋は「もう差が開いちゃっているから…」と、やや会話のトーンが落ちる。
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最近は優勝争いに絡めない試合が続いている福嶋。「ショットですね。アプローチからすべて。アプローチの感覚までなくなってしまいました」と、不調の原因を挙げた。賞金女王へ向けて前向きな言葉が少ないのは、ショットに対する不安が大きいためだろう。先週はラウンドを多くこなし調整に充て、「手探り状態でいろいろ試しましたが、ちょっとは良くなったかな。あとは試合でプレーしながらですね」と、復調の兆しは見えてきたようだ。
今週は、優勝すると「年内にいければいいな、と思っていた」という生涯獲得賞金8億円突破の記録もかかっている。賞金女王獲得にはやや消極的だが、記録という目標があれば大会へのモチベーションも上がるはず。大会を、そして賞金女王争いを盛り上げるためにも、福嶋にかかる期待は大きい。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。
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