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今季2勝目が遠い、今年の女子ツアー

戦国時代の様相を呈している、今季の日本女子ツアー。今週の「ベルーナレディース」まで16試合を終え、すべて異なるプレーヤーが優勝を飾っている。ツアー制度施行後(1988年)では、1996年の13人連続を抜き、現在は記録を更新中だ。初優勝者も5人を数え、誰が優勝してもおかしくない状況となっている。

そして今週も、さらに記録が伸びる予感が。単独首位の茂木宏美、単独2位のイ・ジウ(韓国)、単独3位の中田美枝、4位タイの井芹美保子、李恩恵(韓国)、新崎弥生西塚美希世の上位7人は、いずれも今季未勝利。明日以降、さらに熾烈な上位争いが予想される展開だ。

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新崎が「ガツガツいって、どんどんスコアを伸ばして行きたいですね」と、ツアー初勝利に向けて意気込めば、井芹は「(有村)智恵ちゃんの優勝は励みになります。このコースはみんな伸ばしてくるので、自分も伸ばす気持ちで頑張ります」と、この流れに乗じたい構え。若手にとっては、同年代プレーヤーの初勝利が大きな刺激となっていることだろう。

この現象は、昨年の賞金女王、上田桃子が米国ツアーへ主戦場を移したことによる影響が大きい。そこに急速に勢力を伸ばしている韓国勢が加わり、一気に本命不在の時代へと突入した日本女子プロゴルフ界。この戦国の時代を勝ち抜き、新たな女王の座を射止めるのは誰なのか。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。



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