30歳の節目「フィジカル面でも、もっと強さを発揮していきたい!」
昨年度の賞金女王、大山志保が、この日30歳の誕生日を迎えた。試合は雨のため15時25分の時点でサスペンデッドが決定。その直後にクラブハウス2階で大山を祝福するセレモニーが行われた。
手前の大きなケーキは主催となる廣済堂が用意したもの。大山は現在のようにレギュラーツアー出場資格を獲得する前にはアジアサーキットにも挑戦していた。そのアジアサーキットは廣済堂が多大なバックアップを行ってきたこともあり、大山にとっても思い入れのある企業となっている。
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ケーキ以外にも花束など、関係者から渡されると満面の笑みをこぼした。30歳になった感想を聞くと「フィジカル面でも、もっと強さを発揮していきたい。自分の信念を貫いていきたいと思っています。アクシデントなどもしっかり受け止め、いいこともあると思って成長していきたいです」。
ラウンド中にもファンから「誕生日おめでとう!」などの声援を受けた。「朝からファンの方々も悪天候の中、駆けつけてくれて本当に感謝しています。私がここまでやってこられたのも、ファンの方々が応援してくれたからこそ。本当にありがたいです。30歳という節目を迎えて、私からもメッセージカードを作ったので、この後ファンの方々に渡したいと思います」。
ファンを大事にする姿勢はすばらしいことだし、精神面でも大人になった大山のゴルフが楽しみだ。今季の大山は、まだ未勝利で現在の賞金ランキングは12位。そろそろ優勝という2文字が欲しい。
ところが、先週の練習日に転倒して痛めた右足首がまだ完治していない。この日の雨の影響で足場が悪く、2回も滑ってしまったという。「スイングに影響ないとはいえません。朝から本当に痛くて、正直サスペンデッドになったことで体を休められるので良かった」。この日のサスペンデッドが大山にとって恵みの雨になるのだろうか。