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欲しがりません。シード権を獲るまでは!

2007/06/17 15:45

「私も出来るもん!あー、めっちゃ悔しい!!」大山志保が、約10ヶ月ぶりの優勝を18番グリーン上で祝われている頃、単独2位の青山加織はクラブハウス前でまだ興奮冷めやらぬ様子でいた。

それもそのはず、青山は昨年のQTはファイナルまで進出できず、今年はトーナメントの出場すらままならない状況だ。だが、5月に行われたステップアップツアー「SANKYOレディースカップ」で優勝し、廣済堂レディスから4試合の出場権を得た。今週はその権利の最終週にあたる。目標とするシード権獲得の目安は約1,400万円。青山の先週までの獲得賞金は226万円。つまり、優勝と2位以下では、0か1かの大きな違いがあったのだ。

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「ここまで来たらトップを狙いたかったです」。青山はうっすらと目に涙をためて話した。「14番で長いバーディパットがあって、『これを決めたらいい位置にいけるだろうな』って思ったんです。で、決まったんだけど、その瞬間すごい緊張が訪れて…」。グリーン左サイドまで池が迫る15番パー3はなんとか乗り切ったが、残り2ホールとなった17番で手前カラーからの3打目を寄せきれず、痛恨のボギーを叩いてしまう。終わってみれば、トップの大山とはわずかに1打差。「最後、ボギー打たんとけば良かった…」。そんな悔しさを味わって、選手は成長していくのだろう。

ひとしきり悔しがった後、思い出したように青山が言った。「そういえば昨日、みんなの前で優勝したいとか言ってなかったです。マイペースで行くとかしか…。次は絶対優勝したい!!」

実は、次週は推薦での出場が決まっている。じゃあ、早速来週は優勝狙いだねと振ると、「えっと、まずは体をゼロにしないと…。明日は完全休養にします!」と、意外と冷静な返事が返ってきた。試合中は毎晩、両足に湿布を5枚ずつ貼って疲労回復に努めているという青山。「マッサージなんて高級なものは、そうそう行けませんからね!」(編集部:今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka



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