2009年 プロミスレディスゴルフトーナメント
期間:06/26〜06/28 場所:マダムJGC(兵庫)
藤田幸希の元に、勝利の女神は再び舞い降りるか
昨年の「プロミスレディス」は、不動裕理と熾烈なデッドヒートを繰り広げた有村智恵が終盤に突き放し、涙のプロ初勝利を遂げた。だが、近年の「プロミスレディス」の主役といえば、2006年、2007年と大会連覇を遂げた藤田幸希だろう。過去3勝のうち初勝利を含む2勝が今大会と、抜群の相性を誇っていた。
自身も「コースがどうにかしてくれる」と相性の良さを強く認識。だが、3連覇の期待がかかっていた昨年は、初日の躓きが大きく響いてまさかの予選落ちに終わった。「去年は、コースが完全に敵でした。自分が、そうしてしまっていた。完全にプレッシャーに負けてしまいました」と、悪夢の1年前を振り返る。
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あの重圧から解き放たれて迎える今年。「プレッシャーもまったくないし、プロアマ戦もすごく楽しかった。去年とはぜんぜん違います」と、ラウンド中も笑顔の多かった藤田。「こんなに試合って楽しいんだ、こんなに良いコースだったんだな、って改めて感じました」と、取り巻く環境も変わり、気持ちも、見える景色も一変した。
去年は最悪の結果に終わったとはいえ、「苦手なホールはないし、相性は良いから、普通にやっていれば良いところに行くと思う」と、コースに抱く相性の良さは変わらない。「良いも悪いも、このコースに勉強させてもらっています。今年はどんなことを教えてくれんでしょうね?」。 “重圧”という敵が消えた今、連覇時の神がかり的なプレーが再び藤田に舞い降りるかも…。(編集部:塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。