2009年 明治チョコレートカップ
期間:07/10〜07/12 場所:札幌国際CC島松コース(北海道)
藤田幸希、父の記録に追いついた!
国内女子ツアー「明治チョコレートカップ」の2日目。10個のバーディを量産し、9ストローク伸ばした藤田幸希が、通算5アンダーで首位タイに急浮上した。藤田の出した「63」は、昨年有村智恵が記録したトーナメントレコードに並ぶ好スコアだ。
「自己ベストです。お父さんのベストスコアに並べました」ご機嫌でクラブハウスに引き上げてきた藤田は、父親の記録に並んだことを真顔で喜んだ。藤田は小学校5年生の時に父親の健さんに連れられ、ゴルフの練習を始めた。以来、父親がコーチとなって現在もツアーに帯同し、スイングチェックを行っている。
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「途中、自己ベストに並んだ時はスコアを意識しないようにして、上がり3ホールに入りました。お父さんの63は並べないと思っていました」。自己ベストタイの7アンダーで終盤を迎えた藤田は、8番でバーディを奪うと、9番パー5もバーディで締めくくり、目標としている父親のスコアに並んだ。
藤田はプロになった現在も、父親とはプライベートでラウンドを行う。しかし「いまだに父には勝てませんね」と、父親のうまさには舌を巻く。父親の健さんも「まだまだ娘に負けるわけには行かないでしょ」と話しながらも、娘が自身のスコアに並んだことを嬉しそうに見守る。
この好スコアを出した藤田だが、実は少し風邪気味で体調が優れないということで、ラウンド後は練習をせずに宿泊先のホテルに引き返した。2006年のツアー初優勝から、1年に1勝ずつ挙げている藤田。今季の初優勝となるか、最終日もバーディラッシュを見せてもらいたい。
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