目標は5年後の賞金女王!マンデー通過でシード獲得狙う土肥功留美
2006/05/20 18:00
中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンの2日目。最終18番ホールで満面の笑みを見せたのは今年20歳の土肥功留美だった。初日2アンダーの4位タイにつけた土肥は、2日目にスコアを伸ばせず苦しいラウンドだった。持ち前の気の強さが前面に出るタイプで、表情も曇りがち。
ところが最終18番ホールでパーオンに失敗した土肥は、グリーン右サイドのラフからのアプローチで直接カップイン!そのときの表情が写真の顔だ。このバーディでスタート時の2アンダーに戻し8位タイに踏みとどまった。
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土肥功留美という選手をまだ知らない方も多いでしょう。彼女はシード権を持っていないため試合に出場するための予選会(マンデートーナメント)に通過した選手だ。今季は3試合で予選会に通過し、「スタジオアリス女子オープン」では17位、「フジサンケイレディスクラシック」でも49位と確実に予選を突破してきた。 プロテストにも受かっておらず、昨年のクオリファイではサードで落ちてしまった。性格は一言で言うと「強気」。明るく誰とでも屈託なく話す彼女は「今どきの女の子」という印象だ。
クオリファイで失敗した原因は「チーピン(ショットを左サイドに引っ掛ける、麻雀の牌から引用)」。そのチーピンを直すべく球筋をドローからフェードに変える練習をしている。橋本大地コーチがキャディも勤め、2人3脚でトーナメントを戦っている。
「コーチが傍にいると精神的に落ち着いてプレー出来ます。コーチの口癖が『お前なら出来る!』それがホントに出来ることあるから面白いですね。私のモットーはイケイケ!!なのでガンガン行きますよ。私の目標というより、コーチと2人の目標が今年のシード権。そして5年後には賞金女王を獲ること!!今年の試合はすべてマンデートーナメントからの出場なんで、これでシード獲ったらスゴイですよね!」 いきなり5年後の賞金女王というので、こちらもたじろいだが、彼女の気合いならできるような気にもなってしまう。「練習場で打ち込んでいる時は、丸い身体を力いっぱい使い力強い球を打っている土肥。また一人ニューヒロインが登場しそうな予感がする。