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アマチュア旋風とプロの意地、4日間大会はいよいよ最終日へ

2006/06/10 18:00

初日は有村智恵(18)、2日目は若林舞衣子(18)と、88年のツアー制度施行後、初めて2日続けて違うアマチュアが首位に立った「サントリーレディスオープン」。3日目に入り、ようやく大山志保李知姫らの実力派プロが首位に躍り出たが、それでも若林4位、有村5位と、アマチュア旋風は吹き荒れ続けている。

そもそも今大会は、日本及び海外からもアマチュア選手を招待して活躍の場を与えているが、その根底にはメインスポンサーであるサントリーの企業理念が表れていた。サントリーの社史を紐解くと、創業者・鳥井信治郎氏の一つの言葉に行き当たる・・・「やってみなはれ」。新しいことへのチャレンジ精神を表した言葉だが、その伝統を受け継いで、アマチュア選手の挑戦を支えているというわけだ。

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受けて立つプロの反応もさまざまだ。横峯さくらは「アマといっても肩書きだけで、そのレベルじゃない」とその実力を認め、李知姫は「プロがもっと活躍しないとダメだし、アマに負けたらダメだという気持ちもある」とプロの意地を見せる。

そんな中、現在賞金ランキング1位の大山は言う。「私は全然気にしてなかったです。1日だけなら上位に入れるかも知れないけど、今回は4日間大会だし焦ることはないかなと。アマチュアは自分の中ではやっぱりアマチュアなんです」。貫禄漂うコメント。大山は昨シーズンの最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」で優勝し、今年5月の「サロンパスワールドレディスゴルフトーナメント」でも勝利を収めた。真の実力者が勝つと言われる4日間競技で、現在2連勝中。3連勝も目前だ。

「明日は思いっきり上を目指したい」という有村と、「アンダーを目指して頑張りたい」という若林。簡単に活躍できるほど甘くはない世界だが、共に”やってみなはれ精神”で最終日に挑む。



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