2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント

“ニューヒロイン”は恥ずかしい 吉澤柚月が抱えるギャップ「自分が一番びっくり」

2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 事前 吉澤柚月
吉澤柚月は1年前、リランキングを争う身だった

◇国内女子◇ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 事前(24日)◇利府GC(宮城)◇6600yd(パー72)

プロ3年目の吉澤柚月がこの舞台に立つのは初めてだ。シードを持たない選手が出場優先順位を争う「リランキング」に身を置いていた1年前は、出場すらかなわなかった大会。ことし8月「北海道meijiカップ」で待望の初勝利を挙げると、直近2試合は優勝争いを演じて連続トップ3。年間女王を争うポイントレースでも7位につける。「想像できないよね、1年前からしたら。一番、自分がびっくりしている。こうなっているとは、思ってもいなかった」

QTランク76位からスタートした今シーズン。前半戦は3度のマンデートーナメント(主催者推薦選考会)突破を果たすなどコツコツと実績を積み重ね、レギュラーツアーで戦うチャンスをつかんできた。初優勝を手にした後には、「ソニー日本女子プロ選手権」で国内メジャー初タイトルにも迫った。しかし、世界ランク5位で米ツアーが主戦場の山下美夢有とのプレーオフの末に2位。コースで涙を流したのは、プロ1年目の2024年7月、やはりプレーオフ負けの2位だった下部ステップアップツアー「ロイヤルメドウカップ」以来だった。「あのときもプレーオフだった」。そう言って、苦笑いを浮かべた。

2026年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 事前 吉澤柚月
初めて出場する大会

一気にブレークを果たした2026年。「ニューヒロイン」などと報じられる機会も多くなった。だが、当人は「そんな…。ニューヒロインなんて、恥ずかしい」と照れ笑いする。22歳はあくまで足元をみつめている。だからこそ、周囲から見える姿とのギャップが、少し恥ずかしい。「自分のゴルフをしようと思ったなかで、こういう結果になっているから。じゃあなにが良くなったかって聞かれても分かんなくて」。本人にとっては、何かを大きく変えた感覚はない。それでも、ウィークポイントだったグリーン上など技術面の向上に加え、ここ一番で自分のプレーに集中できる精神面の成長が、結果につながっている。

1年前は立つこともできなかった舞台に、優勝を期待される立場として初出場する。「グリーンも仕上がっている。今週も、まずは初日、2日目といい流れでいけるようにしたい」。2勝目にあと一歩という戦いが続いても、試合への向き合い方は変わらない。「毎試合毎試合、上位で戦っていればまたチャンスは来ると思うので、まずは上位を目指して。チャンスが来たときに、つかみ取れるようにしたい」。ニューヒロインと呼ばれることに照れながらも、吉澤はいつも通り、自分のゴルフで次のチャンスを待つ。(宮城県利府町/中村文香)

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