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予想外!? 海外メジャーの副作用

海外女子メジャーの中でも、最もハードなセッティングと評される「全米女子オープン」。体験するコースセッティングが難しければ難しいほどコースマネジメントが上達し、日本ツアーに戻ったら易しく感じてしまう・・・とは素人考えのようで、逆に“副作用”が起こるケースもあることを知った。

今週「スタンレーレディス」にディフェンディングチャンピオンとして出場している有村智恵は、先週の「全米女子オープン」に出場。初参戦ながら4日間を戦い抜き、28位タイで終える健闘を見せた。

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その有村、2バーディ、3ボギーの1オーバー。首位に6打差と、やや出遅れる滑り出しとなった。最近抱えているショットの悩みとは別に、コースマネジメントに関して次のように明かす。「海外のメジャーはパーをとることが大事なので、バーディを狙うことは無かったんです。日本ツアーでは、バーディを狙わないといけないし、狙うにはピンに絡めないといけない」。

海外メジャーでパーを拾う難しさと、日本のコースでバーディを狙う難しさ。なるほど、どちらが難しいかは、単純に天秤にはかけられないだろう。プレースタイルを、180度変えなければいけない難しさもあるはず。海外メジャーという劇薬は、選手に自信を与える一方で思わぬ副作用をはらんでいるようだ。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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