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藤本麻子が父離れ「独り立ちします!」

国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」の2日目に、冷たい雨が降りしきるコンディションの中、3バーディ、ノーボギーでラウンドした藤本麻子が、通算3アンダーの6位タイに浮上してきた。

ラウンド後に藤本は「ミヤギテレビ杯の時に、外(一般営業)の練習場に行って、鏡を見て打つことで掴んだものがあって、イメージ良く振れるようになりました」と話す。ふと気づくと、最近藤本の父親の姿を見かけていないことを思い出したので聞いてみた。

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「そのミヤギから父は会場には来ていません。マンシングウェアのときに父と真剣に話し合って、今シーズンの残りは一人でやることになったんです」と言う藤本。どうやら、マンシングウェアレディース東海クラシックで2週連続となる予選落ちを喫した藤本は、ラウンド後に自分の考えを父親に打ち明けた。

いままでジュニア時代から常に藤本のプレーを見てきたコーチとしても信頼してきた父親に対する初めての抵抗だった。その日、時間を置いてから父親から「一人でやってみろ」と言われた。

実際には姉の鈴子さん(22歳)が帯同するため1人きりではないが、いままでのようにゴルフのことやツアーで移動する面で父親に頼りきっていたことを実感する藤本。それでも「自分でもやると決めたことですから、父にはコースの状況などを説明するだけで、スイングについての相談もしていません」と、一人でスイングをチェックして試合に挑んでいる。

藤本としては「私ももうアマチュアではなく、一人のプロゴルファーですから、父親に頼りたくないんです。私なりにどうしたらよいかなども考えていたら、だんだん父と意見がすれ違うようになったので・・・」と真顔で話す。今季中にツアー優勝を目指す藤本が、父親の力を借りずに果たすことが出来るだろうか。(編集部:本橋英治)

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