藍、4オーバーの出遅れに「今は迷いが多い」
2011年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ
期間:05/05〜05/08 場所:茨城GC西コース(茨城)
上田桃子、「進化」を続け2年ぶりの優勝を目指す
07年の賞金女王に輝いた上田桃子だが、それ以降は08年2勝、09年1勝、そして10年はついに未勝利と思うような結果が出ない日々が続いている。「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」初日、首位と1打差2位タイの好位置につけた上田だが、この日もフェードが出たりドローが出たりと、優勝を目指して絶好調!というレベルには達していない。
それでも、昨年から師事するスティーブ・マクレイ氏と共に取り組んでいるスイング改造は、徐々にその効果を見せ始めている。2週前のフジサンケイレディスで来日したマクレイ氏に対し、「なにも言ってくれないんで、ちょっと頭に来てるんですよね・・・」と上田。よくよく聞くと、「だんだん良くなっているから、その調子!」というような事だけを言われたそうで、それが上田にとってはもどかしく感じるようだ。
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先週月曜日には、白金のキャロウェイゴルフ本社にあるオデッセイのパットラボで、自身のパッティングを詳細に分析。軌道や打点やアドレスの向きなどをチェックした結果、10年の開幕戦から2試合使用したパターに戻して、今週に至るまでその好感触を維持している。
一気に全盛期の勢いを取り戻すことは無理かも知れないが、少しずつ着実に、今年のテーマである「進化」を続けている上田。大会初日、過去4年で最多となる8,209人のギャラリーが訪れる盛り上がりを前に、「一人一人が良いプレーをすることで、ギャラリーの数を増やせると思う。みんなで頑張りたいと思う」と意気込んだ。残り3日間、なによりも自身のプレーでそんなギャラリーの期待に応えたい。(編集部:今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka