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佐伯、エビアンと全英で得た経験

宮里藍が米ツアー今季初勝利を挙げた、2週間前の「エビアンマスターズ」。涙を流しながら被災地への想いを世界に発信したシーンは、今も記憶に新しいところだ。そして、その宮里に負けず劣らない存在感を示した日本人プレーヤーがもう1人。単独首位で決勝ラウンドに進む健闘を見せ、3位タイで終えた佐伯三貴だ。

「すごく良い経験になりました。ああいう日本とは違った緊張感の中でプレーできたことに自信を持って、これからの自分のゴルフに活かしていきたいですね」と、最後まで優勝争いを演じたプレー内容を素直に評価する。

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対して、翌週開催の「全英リコー女子オープン」は予選突破こそ果たしたものの、「4日間プレーしただけ。歯が立たなかった」と力不足を認める。だが、「あれはあれで良い経験。逆に引き締まったし、悔しい思いを日本ツアーにぶつけていきたい」と、エビアンとはベクトルの方向は異なりながらも、奮起を促す貴重な財産となった。

自信と課題。2つの経験を経て臨む、今週の国内ツアー「meijiカップ」。賞金ランキング2位と、頂点を見据える位置でシーズン後半戦に身を投じる。「これからが勝負。新たな気持ちで、1(いち)からやっていきたい」。今、国内ツアーで最もノッている佐伯が、舞台を日本に戻してゴルフファンを魅了する。【北海道北広島市/塚田達也】

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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2011年 meijiカップ



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