豊永志帆の戦績&プロフィール
2011年 ニトリレディスゴルフトーナメント
期間:08/26〜08/28 場所:桂GC(北海道)
注目の83期生でトップスタートを切ったのは・・・
堀奈津佳(19)、香妻琴乃(19)、工藤遥加(18)の3人のプロデビュー戦として、開幕前から多くの話題を集めていた今週の「ニトリレディス」。堀が24位タイ、工藤が108位タイ、香妻が115位タイで初日を終えた一方で、同じく今年のプロテストに合格した豊永志帆(21)が3バーディ、ノーボギーの「69」でフィニッシュ。3アンダーは首位に1打差の2位タイと、注目を浴びる同期を尻目に絶好のスタートを切った。
同期とはいえ、豊永のプロデビューは2010年。09年にファイナルQTまで進み、そのままプロ転向。今週でレギュラーツアー出場は通算9試合目、予選通過は4回と、実績を積んできた自負もあるのだろうか。3人の出場に対しては「特に気合を入れて、というのは無かったですね。朝から緊張もなく、予選通過だけを目指していました」とサラリと口にした。
<< 下に続く >>
その豊永も、昨年の自身プロデビュー戦、続く2試合目と連続予選落ちを喫していた。「デビュー戦の時は緊張でガチガチでした」と回顧。誰もが味わう苦い経験を糧とし、この日のような首位争いを演じるプレーヤーへと成長を遂げていくのだろう。
近年は鳴り物入りでプロ入りする大物不在の年が続き、“谷間の世代”とも言われている。しかし今週は、今年プロテストに合格した83期生が話題を独占していると言っても過言ではない。ツアー現場に身を置く1人としては、何とも頼もしい限りだ。(北海道苫小牧市/塚田達也)
塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。