出場権は誰の手に!? 「リコーカップ」特集ページ
2011年 伊藤園レディスゴルフトーナメント
期間:11/11〜11/13 場所:グレートアイランドC(千葉)
青山加織「私もリコーカップに連れてって!」
国内女子ツアーの最終戦「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」は、今季の優勝者と賞金ランキング25名のみが出場できる狭き門となっている。「伊藤園レディスゴルフトーナメント」初日に2アンダーをマークし、暫定3位となった青山加織は「リコーカップに出たいんです」と、最終戦出場を視野に入れて戦っている。
現在賞金ランキング37位の青山は、25位以内に入るには今週、来週で最低でも650万円以上稼がなければならない。今週その枠に入るには2位以内が条件。青山がその最終戦にこだわる理由は、岡本(綾子)グループで唯一出場できない可能性があるからだ。
<< 下に続く >>
岡本に師事するのは表純子、服部真夕、森田理香子、そして青山の4人。服部は今季1勝し、森田は現在ランキング17位、表も22位につけていて最終戦には問題なく出場できそうな位置にいる。さらに気にしているのは「最終戦は岡本さんも行くらしいんです」と、師匠を含め仲間が全員出られるのに、自分だけ行けなくなることを恐れている。
「今は岡本さんからも集中するように、と言われていますので、それを課題としています」。青山は練習中でも、1つ1つのショットでどこが良くない、こうすればよいのかと、いろいろ考え込む癖がある。それを1つのことに集中することで余計なことを考えないようにしている。
今季は初優勝のチャンスも何度かあったが、最終日にスコアを伸ばしきれずに惜しかった試合がいくつもある。「私もみんなと一緒に行きたいんです。連れてってほしいから頑張ります」と、目標を最終戦出場という1つに絞った青山は、今週結果を出して晴れやかな気持ちになれるか。残り2日間も気合のこもったプレーを続ける。(千葉県長生郡/本橋英治)