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笠りつ子は1打差の惜敗に「悔しい・・・」

国内女子ツアー「ニチレイレディス」で初日にお気に入りのウェアを着て5アンダーをマークした笠りつ子が、最終日はこちらもお気に入りという水玉模様のスカートを穿いて気持ちよくスタートした。

ところが、笠の気持ちとは裏腹に前半はショット、パットがいまひとつ噛み合わず3番のバーディ1つで残り8ホールは全てパーとなった。後半に入っても10番でバーディを奪うが、11番でボギーと伸び悩んだ。

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そんな笠にご褒美のようなショットが飛び出したのは15番だった。フェアウェイからの残り110ヤードでピッチングウェッジを使用した笠の2打目はピンのすぐヨコに落ちると、1mほど奥でワンバウンドしてからバックスピンで戻りながらカップに吸い込まれた。その光景を自身の目で確認した笠は両手を上げて嬉しさを全身で表した。

このイーグルで再び優勝戦線に舞い戻った笠だったが、続く16番はティショットからミスが続き痛恨のボギー。それでも笠は諦めなかった。17番パー3、さらに最終18番パー5で連続バーディを奪い通算10アンダーフィニッシュ。優勝までは1打届かなかったが、4ストローク伸ばして通算10アンダーの2位タイに食い込んだ。

「16番のボギーが痛かったです。でも、そのあと17番、18番と狙って行けたので次に繋がると思います」と、上がり2連続バーディで自信を深めた。そして、2位という結果に対し笠は「悔しい」と一言。その表情は、昨年まで「惜しかった~」と2位に終わって安堵の表情を浮かべる笠とは別人のように、芯から悔しがる鋭い視線で一点を見つめる。ツアー2勝の笠はすでに、いつでも勝てる力を備え付けている。自分に勝つチャンスがあった今回、それを逃したことを悔やむ気持ちが次なる勝利に結びつくはずだ。(千葉県千葉市/本橋英治)

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2012年 ニチレイレディス



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