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リ・エスド「ジンクスは作らない」それが好成績の秘訣!?

熊本県で開催されている「KKT杯バンテリンレディスオープン」初日、韓国のリ・エスドが3バーディ、ノーボギーの「69」をマークして3アンダー単独首位に立った。今大会はエスドにとって、昨年も初日、2日目と首位に立つなど好相性と言える大会。昨年は最終日にスコアを伸ばせずに初優勝を果たせず、「あの時は、結果ばかり見てしまって、いいゴルフができなかった」と唇を噛んだ。

この日、トップスタートの2サムでティオフしたエスドは「トップスタートだったのと、2サムでのラウンドだったので、気持ちに余裕を持ってラウンドできた」と、前半に3つのバーディを奪って首位に立った。「今年に入って優勝争いに加われるチャンスもあり、良い成績が残せている」という言葉通り、「PRGRレディスカップ」、「ヤマハレディース」では上位争いに名を連ねた。

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「昨日まで、集中力や気持ちの部分で準備を整えてきた」と話すエスドは、優勝以前に、常に出場選手の中でナンバーワンになりたいという気持ちでトーナメントに臨んでいる。“自分のゴルフを信じて、プレーできるかどうか”に重点を置き、あくまで優勝というのはその結果に過ぎないと言う。

プロ転向から7年、昨年のオフは自分の足りないものを改めて見つめ直し練習に励んだ。日本ツアーの仲間や、エスドを支える周囲のアドバイスを聞いて“プレーのリズム”も改善した。ジンクスさえも敢えて作らないというエスドは、「(ジンクスを)持っていた時期もあります。でも『こうしよう、ああしよう』ということから解放されたことで、今のようないいゴルフが出来るようになった」と効果も生んだ。

疲れていたら休む、食べたいものは食べたい時に食べる、と、その考えはあくまでシンプル。空理空論、無駄を取り除くことで、よりゴルフに集中できる環境がエスドを強くしている。ただひとつ、エスドがこだわりを挙げるとすれば、「トーナメントの最終日には、それぞれの大会カラーにマッチするウエアを選んでいる」との意外な答え。その調和から生み出されるパワーが、初勝利に挑むエスドの後押しになれば良い。(熊本県菊池郡/糸井順子)

糸井順子(いといじゅんこ) プロフィール

某自動車メーカーに勤務後、GDOに入社。ニュースグループで約7年間、全国を飛びまわったのち、現在は社内で月金OLを謳歌中。趣味は茶道、華道、料理、ヨガ。特技は巻き髪。チャームポイントは片えくぼ。今年のモットーは、『おしとやかに、丁寧に』。

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2013年 KKT杯バンテリンレディスオープン



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