ホテル派?それとも民泊派? 米女子ツアー日本勢15人に聞いた宿選びの本音
◇米国女子◇フォード選手権 presented by Wild Horse Pass 事前(25日)◇ワールウインドGC (アリゾナ州)◇6675yd(パー72)
今季米女子ツアーで戦う日本勢は15人。前週の「フォーティネット ファウンダーズカップ」に続き、2週連続でフルメンバーがフィールドにそろう。広大な米本土のみならず欧州やアジアで転戦生活を送る彼女たちに、宿選びのポイントをたずねた。
欧州など会場近くにホテルが少なく、一軒家での民泊しか選択肢がないケースもあるが、今回は「民家とホテル、どちらも選択できる」との前提でたずねた。その結果、15人中9人が民家をチョイスした。
■民泊派の心は?
民家を選んだのは渋野日向子、西村優菜、原英莉花、馬場咲希、西郷真央、吉田優利、櫻井心那、古江彩佳、山下美夢有。山下は「Airbnb(エアビーアンドビー)」一択。食事を大切にしており、広いキッチンやアットホームな雰囲気は心の安らぎにもつながるという。今年から主戦場を米ツアーに移したルーキーの櫻井は「ほぼ外食していなくて、日本から持ってきたコンソメや出汁を使ってお浸しとかを食べている。あまり(日本を)恋しくなっていない」とマネジャーとともに自炊を楽しんでいる。
西村は「当たり外れ(の差)は民家の方が大きいけど、ホテルでもお湯が出ない時はある。いいホスト(家主)に当たれば良い」。馬場は「アメリカのホテルは照明が暗い。気分も下がる」と民泊を好む理由を挙げた。トレーニング着やゴルフウェアとかさむ洗濯物を好きな時間に洗える利点も大きそうだ。
■ホテル派のこだわりは?
一方、ホテルを選んだ“少数派”は畑岡奈紗、勝みなみ、岩井千怜、岩井明愛、竹田麗央の5人。多くは清潔感、安全面を理由に挙げた。カリフォルニア州で試合が開催された前週、畑岡は3階建ての一軒家で過ごしたが、「ダブルブッキングがあった」と2階で食事していたところ1階で物音がしたという。「びっくりして。私たちが予約したサイトとは違うので被ったみたいで。何か下でゴソゴソと。『やっと着いた』みたいな声が聞こえて…」と肝を冷やした。
米ツアー4年目の勝、岩井千はジムがあることを理由にホテルを選択。ほかに、部屋でゆっくり一人の時間を楽しめるのもホテルが好まれる一因のようだ。
ただ、失敗談も。岩井千は「去年のこの大会で、ホテルにゴルフウェアを置いてきちゃって。いつも着た服を袋に入れて引き出しに入れるんですけど、チェックアウトの時に引き出しを開けて確かめるのを忘れちゃって」と明かした。「今週は忘れないようにしたい」
唯一、笹生優花は「安い方」と経済面を選択基準に挙げた。(アリゾナ州フェニックス/石井操)
石井操(いしいみさお) プロフィール
1994年東京都生まれで、三姉妹の末っ子。2018年に大学を卒業し、GDOに入社した。大学でゴルフを本格的に始め、人さまに迷惑をかけないレベル。ただ、ボールではなくティを打つなどセンスは皆無。お酒は好きだが、飲み始めると食が進まないという不器用さがある。