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2011年 クラフトナビスコチャンピオンシップ
期間:03/31〜04/03 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)

ラスト2ホールに盛り込まれたチャリティ

先月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受け、今週の米国女子メジャー初戦「クラフトナビスコチャンピオンシップ」の会場でも、日本へ向けたチャリティ活動が行われている。初日から実施されている『FINISH STRONG FOR JAPAN』もその1つだ。

これは、大会期間中の4日間、17番パー3と18番パー5で記録したバーディ、イーグル、ホールインワンの数に応じて寄付が為されるというもの。バーディが100ドル、イーグルが500ドル、ホールインワンが1,000ドルと、それぞれ記録されるごとに寄付金が蓄積されていく。

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ちなみに、集まった金額は2日目を終えて6,900ドルに達し、3日目の15個のバーディを加算すると、現時点での総額は8,400ドル(約71万円)に上った。報道陣が作業するメディアセンターには、経過を示すリリースが毎日配られるなど、大会運営の一部として大きな位置を占めている。

今週、出場している日本人選手たちも、この活動を念頭に入れながらプレーしているようだ。この日、18番で8メートルのバーディパットを残していた有村智恵。「チャリティのことを頭に入れてのパットだった」と、これを捻じ込みバーディフィニッシュ。右手でガッツポーズを作り、満面の笑顔を見せた。

最終18番でバーディが出るたびに大歓声を送る大勢のギャラリーたちは、プレーへの賛辞とは別に、このチャリティのことを知っていたのだろうか。あの中の数人でも『FINISH STRONG FOR JAPAN』を知り、拍手を送っていたのだとしたら、筆舌に尽くしがたい感動の思いだ。(編集部:塚田達也)

塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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