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2019年 ANAインスピレーション
期間:04/04〜04/07 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)

苦渋の決断 オーガスタからの招待状を断った4人

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 事前(3日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6763yd(パー72)

オーガスタから届いた招待状に断りの返事を書いた選手がいる。世界アマチュアランキング3位(現時点)のパティ・タバタナキット(タイ)、同4位のフリダ・キンハルト(スウェーデン)、同5位のアルベイン・バレンズエラ(スイス)、同11位のレイチェル・ヘックの4選手だ。

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米国女子メジャー「ANAインスピレーション」は、世界のトップアマたちを推薦出場させてきた歴史がある。4人は、今年初開催される「オーガスタナショナル女子アマ」の出場資格も得ていたが、米女子メジャー出場を優先したのだ。

理由はそれぞれだ。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)2年のタバタナキットはプロへの準備としてみたときに、「ANA―」の方がより適していると判断した。スタンフォード大3年のバレンズエラは、初めて招待された16年大会がリオ五輪出場の契機となり、その後も続く大会の厚意に対する忠誠心を口にした。

17歳のヘックは「LPGAツアーは3回目だけど、プロたちが本当に親切にしてくれるし、これまでに出場した全米女子オープン(17年)とエビアン選手権(18年)は本当に素晴らしい経験だった。マスターズはテレビでも観ていたし、もちろんオーガスタは回ってみたいけど…」と教えてくれた。

いずれの選手たちも、出られるものならば両方出たい。だけど、どちらかを選ばなくてはいけない、という苦渋の決断を強いられていた。

LPGAコミッショナーのマイク・ワン氏は米メディアの取材に対し、今大会終了後に今後も同じ日程で開催することが妥当なのか、検討する予定だと答えている。「コースも完璧な状態だし、天気は最高。2週間前、もしくは2週間後に大会を開催することもオプションとしては可能だ」という。

ステーシー・ルイスからはこんな意見も飛び出していた。「私は『オーガスタナショナル女子アマ』を違う時期にやればいいと思う。ひとつは大学の日程に合わせるため。もうひとつは、オーガスタナショナルでフルトーナメントを行うため。数回の練習ラウンド+3ラウンド。マスターズ直前だと、コースでプレーする人数が限られてしまうので」

一方で、女子ゴルフのことがこれだけ話題になる週はないではないか?というポジティブな評価もある。はたして来年以降はどうなるのか? 少なくとも、どちらかを選ばなくてはならないという状況は、回避できることが望ましいと思うのだが…。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/今岡涼太)

今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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