「ANAインスピレーション」スコア
2019年 ANAインスピレーション
期間:04/04〜04/07 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
万全の水質管理 優勝者が飛び込む“ポピーズポンド”の裏話
2019/04/06 12:00
◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 2日目(5日)◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6834yd(パー72)
この情報がじっさいの役に立つのは、ごく一部のエリート女子プロに限られてしまうかも知れないが、米国女子メジャー「ANAインスピレーション」の優勝者が飛び込む18番グリーン脇にある通称“ポピーズポンド”は、池(ポンド)という名前がついてはいるものの実際はプールである。
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18番グリーンを取り囲む“チャンピオンズ・レイク”と呼ばれる池のうち、グリーンとグランドスタンド前の通路(ウォーク・オブ・チャンピオンズ)を結ぶ橋の両脇(グリーンから見て左側)がポピーズポンドと呼ばれ、幅は約18m。コンクリートによって護岸されていて、中央部分の深さは5.5フィート(約167センチ)ある。
水を抜いたり、また満たしたりすることも容易で、普段は新鮮な水が継続的に補充されており、水泳プール並みの清潔さに保たれている。チャンピオンズ・レイクからは独立しているため、その生態系に影響を与えることなく、プール管理に塩素を使うこともできるという。それゆえ、水質に不安を抱くことなく、安心して飛び込むことができるようになっている。
この池に初めてのダイブを決めたのは、1988年のエイミー・オルコット。「まったく計画していなかった。この瞬間を満喫しようと決めて、(キャディと一緒に)跳んだの。いつも、あの瞬間を思い出すわ」という。
まだ、日本人でダイブを決めた選手はいない。だけどもし、そんな機会が巡ってきたとしても、水は綺麗なのでご安心を。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/今岡涼太)
今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka