ボールの変遷から見るタイガー・ウッズのこだわり
ウッズも絶賛! 最新ボール「ツアーBX」「ツアーB XS」 2月発売
ブリヂストンスポーツ(東京都港区)は22日、都内で新製品に関する会見を開き、最新ボール「ツアーB X」と「ツアーB XS」を2月21日に発売すると発表した。会見には宮本勝昌、宮里優作ら6人の契約プロが登壇したほか、2016年からボール契約を結ぶタイガー・ウッズのコメントが動画で紹介された。
同じモデル名で2017年10月に発売された前作は、ウッズが使用して19年「マスターズ」で11年ぶりのメジャー優勝を果たしたことで話題を呼んだ。海を渡った日本でも、ウッズの使用モデル「ツアーB XS」が一時品薄になるほどの反響だった。
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さらに「飛んで、止まる」ボールへの進化を求めてリニューアルされたという新作。前作で高評価を得ていたスピン性能に加え、新たに「スピードコントロール・テクノロジー」が盛り込まれた。1Wショットでは高初速と低スピンで飛ばし、アプローチでは低初速と高スピンで止める新発想という。
同社では、ウッズら契約プロから出されたボールの問題点を集約。高い反発性はショットで恩恵を受けられるものの、アプローチでは飛び過ぎてしまうデメリットも生まれていたとし、「ドライバーでは飛ばして、アプローチでは飛ばさない」をベースにして開発に着手。優れた反発性はそのままに、よりアプローチのコントロール性に優れたボールの完成に結びつけた。
その性能を実現させたのは、新開発の「REACTiV(リアクティブ)ウレタンカバー」。ウレタンに衝撃吸収素材をナノレベルで融合させることで、軟らかさを保ったままアプローチ時の反発性を抑えることに成功。新カバーの開発をスタートさせた2009年から、ようやく商品化にこぎつけた。
今週開催の米ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」から新しい「ツアーB XS」を投入するウッズは現地から動画でコメントを寄せ、「確実にドライバーで飛距離が伸びたし、グリーン周りでもしっかりとスピンが効いている。開発チームには、常にショートゲームの性能がすごく大切だということを伝えてきた。さらに、アイアンでの距離の精度も重要。これらは絶対条件で、その上で飛距離も伸びている」と満足の評価を伝えた。
「ツアーB X」は風に負けない強い飛びを生み、「ツアーB XS」はよりスピン性能に優れたモデル。問い合わせはブリヂストンスポーツお客様コールセンター 0120-116-613。