「SIM」と「SIM MAX」 テーラーメイド最新1Wを松山英樹もテスト
話題の新作「SIM」&「マーベリック」投入1カ月 主な選手の気になる成績
2020/01/28 17:15
2020年の年明け早々に発表されたテーラーメイドの「SIM」シリーズとキャロウェイ「マーベリック」シリーズ。日本ではともに2月7日から発売されるが、米ツアーでは1月第1週の「セントリートーナメントofチャンピオンズ」から各選手が投入し、その性能に関心が寄せられている。主な使用選手の成績を追ってみた。
■SIMシリーズ
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20年の自身初戦となった前週の米ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」で新クラブを投入した。4日間のフェアウェイキープ率は全体18位の58.93%だった。通算9アンダーの9位で大会を終えた。
・ロリー・マキロイ
SIMドライバー(10.5度)、SIMフェアウェイウッド(15度)、SIM MAXレスキュー(19度)
ウッズ同様、20年の自身初戦「ファーマーズインシュランスオープン」で実戦投入し、3位に入った。4日間平均のドライビングディスタンスは全体4位となる311.8ydを記録、フェアウェイキープ率は58.93%。
・ダスティン・ジョンソン
SIM MAXドライバー(10.5度)、SIM MAXフェアウェイウッド(15度)、SIM MAXレスキュー(22度)
新年最初の「セントリートーナメントofチャンピオンズ」で投入して7位。今週は前年優勝者として、20年の2戦目になる欧州ツアー「サウジインターナショナル」に出場する。
「セントリートーナメントofチャンピオンズ」と「ファーマーズインシュランスオープン」の2試合で投入。セントリーは10位、ファーマーズは2位といずれもトップ10に入った。
20年初戦となった「ソニーオープンinハワイ」から投入。大会自己ベストとなる12位となり好感触を示した。2戦目の「ファーマーズインシュランスオープン」は45位で終えた。
欧州ツアー「アブダビHSBCゴルフ選手権」の中で使用した。左ひざのけがからの3カ月ぶりの復帰戦で34位だった。
前週の欧州ツアー「オメガドバイデザートクラシック」で13位からの逆転劇で初優勝した。世界の主要ツアーでSIMシリーズ使用者として初の優勝になった。
■マーベリックシリーズ
初投入した「セントリートーナメントofチャンピオンズ」でプレーオフの末にジャスティン・トーマスに敗れて連覇は逃したものの、さっそく優勝争いで性能をアピールした。2戦目となった「ファーマーズインシュランスオープン」は予選落ちだった。
20年の自身初戦「ソニーオープンinハワイ」は28位だったが、「ファーマーズインシュランスオープン」は7位からの逆転劇で優勝。4日間の平均飛距離は295.9ydを記録、フェアウェイキープ率は48.21%だった。
優勝した新年初戦の欧州ツアー「南アフリカオープン」では前作のエピックフラッシュを使用したが、2戦目となった「アブダビHSBCゴルフ選手権」の大会中にマーベリックを使用して通算11アンダーの17位で終えた。
米女子ツアーでは今季2戦目「ゲインブリッジLPGA at ボカ・リオ」でサーストレムがマーベリックを使用して初優勝。4日間でフェアウェイキープ率91%を記録し、1打差で畑岡奈紗を振り切った。同週開催された米男子ツアー「ファーマーズインシュランスオープン」ではマーベリックを使ったレイシュマンが優勝しており、男女での優勝となった。