松山英樹が1W投入 「スリクソン ZXシリーズ」10月発売
住友ゴム工業(本社・神戸市中央区)は2日、スリクソンブランドの最新モデル「スリクソン ZXシリーズ」のドライバーを10月17日に発売すると発表した。「ZX5」と「ZX7」の2タイプで展開し、同シリーズのフェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンも同日発売される。
スリクソンの旗艦モデルである「Zシリーズ」が、「ZXシリーズ」に改称された最新ドライバー。「Z」に「究極の」、「X」には「飛び」の意味を込め、速いボールスピードで飛ばしたいというゴルファーの要望に応えた。前週の米国ツアー「BMW選手権」では、契約プロの松山英樹が「ZX5」プロトタイプの1Wを投入し、大会3日目の15番(パー5)で383ydのビッグドライブを見せて話題を呼んだ。
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同大会で優勝争いを演じた松山は、「今までのスリクソンのドライバーの中で、間違いなく一番飛ぶと思います。とにかくヘッドが良くて、よく飛びます。この飛距離性能と安心して振り抜ける、“振り感”が気に入っています」とコメントを寄せている。
ヘッドには、究極の飛びを実現する最新テクノロジーを搭載。剛性の低・高エリアを交互に配置する4層構造「REBOUND FRAME」の採用によりインパクト時のヘッド全体のたわみを大きくし、反発性能と高反発エリアの向上、高初速によるさらなる飛びを生むという。
高強度チタン材を採用したカップ状のフェース、および折り返したフェースの先端部分を低剛性に。対して、フェース周辺のクラウンとソール部分、およびリブを配置したソール後方は高剛性に設計。リブは無駄な振動を抑え、インパクト時のパワーを効率的にボールに伝える役割を果たす。
ZX5、ZX7ともにヘッドサイズは460cc。ホーゼル部分には両タイプに弾道調整機能が搭載された。前作から踏襲する軽量「ライトウエイトカーボンクラウン」の効果も加わり、従来モデルより深い重心設計と、高慣性モーメントを実現。ミスヒットに強い寛容性がさらに高まった。
ZX5はソール後方に1カ所のウェイトを設置。ZX7よりも深重心で高い慣性モーメントに設定され、しっかりとつかまる高弾道が特徴。やさしさと飛距離を両立させたドライバーに位置付ける。
ZX7はソール後方のトウとヒール側の2カ所にウェイトが設置され、ZX5に比べてディープバックのフォルム。強くたたけて操作性にも優れ、風に負けない強い弾道を生む。
ロフト角はともに9.5度と10.5度。純正シャフトは三菱ケミカル社製オリジナルの「ディアマナ ZX」で、価格はZX5(R/45g、SR/47g、S/49g)が6万6000円+税。ZX7(SR/52.5g、S/55g)が6万8000円+税。カスタムシャフトも用意。問い合わせは、株式会社ダンロップスポーツマーケティング カスタマーサービス部(0120-65-3045)まで。