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中嶋、フィーリックがアドバイス、『Z-TX』

SRIスポーツは本日、都内展示会場で今年度下半期の新製品を発表したが、その中でもメディア・バイヤーから最も注目を浴びたのが、9月12日から発売されるスリクソンの最新作『Z-TX』シリーズだった。

この新作クラブは、国内男子ツアー開幕戦で優勝した小田孔明プロをはじめ、同社契約の男子ツアープロが続々とスイッチするモデル。国内だけではなく、海外の契約プロ、ジム・フィーリックなども現在テストするグローバルモデルだ。

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シリーズは、ドライバー(価格:7万1400円~)・フェアウェイウッド(同:3万9900円)・アイアンセット(6本セット=5~9番、PW:11万3400円)のほぼフルラインアップ。最大の特徴が、「スリクソン史上、最もプロの意見を取り入れたモデル」ということだ。

中嶋常幸プロやジム・フィーリックプロをはじめ、トッププロの意見を積極的に取り入れました」(同社)それはドライバーのヘッド形状にも見て取れる。従来、スリクソンのドライバーはエッジの立ったシャープな印象だったが、今回の『Z-TX』は全体的に丸みを持たせ、やさしさを強調する。それは数値にも表れ、投影面積(ヘッド体積:460cm3)が従来品よりも6%拡大されている。また、1㎜シャローヘッドに仕上げたことも構えた時の安心感に繋がっているという。

特に印象的なのが、フェースデザイン。『ゼクシオ』と同じ素材を使ったことで飛距離のパフォーマンスを上げる一方、「フェースセンターでヒットしやすいようなスコアラインのデザインを施しました。これはちなみに中嶋プロのアイデアです」

飛距離については、「小田孔明プロがフォローなら300ヤードは超えますし、額賀辰徳プロはプラス10ヤード、甲斐慎太郎プロも5ヤード飛距離を伸ばしています」ーー。ドライバーはやはり飛ばないとプロでもスイッチしないが、プロが続々とスイッチしていることが、飛距離性能の向上を証明しているのだろう。

シャフトラインアップも今回は思い切った展開を見せる。スリクソンは従来、オリジナルモデルのラインアップのみだったが、『Z-TX』ではフジクラの『モトーレ・スピーダーVC6・0』を市販品として装着。オリジナルの『SV-3020J T-65』が手元調子、『SV-3020J T-55』が中調子、そして『モトーレ』が先中調子とそれぞれキックポイントの異なるタイプのラインアップで、ユーザーの選択肢を増やしている。長さは45・25インチとやや長めに設定。グリップは「ツアーベルベッドフルラバー(スリクソンロゴ入り)」を装着する。

規則強化で飛距離アップをアピールできないドライバーが多い中、堂々と飛距離アップを主張する『Z-TX』は、一度試打する価値のある新作ドライバーだ。なお、販売目標は年内2万本で来年は9000本と前作の『ZR-800』よりも若干数値を抑えているが、それは市況を考慮した結果。いいドライバーができたということで、社内のモチベーションはかなり高まっている。

なお、同社は、「スリクソンは変わった!」と印象付けるため、従来のモデルカラーであるレッドから今回はイエローを採用。キャノンオープンでは全身イエローのプロ軍団を登場させるキャンペーンも予定している。



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