クラウンもソールもカーボンを採用 キャロウェイの新1W「パラダイム」誕生
キャロウェイゴルフ(本社・東京都港区)は13日、2023年の最新モデル「パラダイム」(PARADYM)シリーズのドライバー4機種を2月下旬から順次発売することを発表した。フェアウェイウッド、ユーティリティ、アイアンも同時発売する。
「PARADYM」は“それまで当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化すること”という意味の英単語「Paradigm shift(パラダイムシフト)」から付けられたネーミングとなっている。前作「エピック」「ローグ ST」シリーズでは考えられなかった、既成概念を覆す革新的なテクノロジーを搭載していることをアピールするために立ち上げられた新シリーズだ。
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「パラダイム」最大の特徴は、「360度カーボンシャーシ」を搭載した新構造ヘッドだ。クラウンに「トライアクシャル・カーボン」、ソールには「フォージド・カーボン」という2種類の軽量カーボンを採用し、フェース周辺とウェイトのある後部を除くヘッド中央部は全てカーボン素材となっている。軽量化によって創出された余剰重量を最適配分する設計により慣性モーメントを最大化し、やさしさと飛距離性能を追求したヘッドが誕生した。
また、今まで同社のフェアウェイウッドやユーティリティ、アイアンに搭載されていた「フェースカップテクノロジー」をドライバーに初めて採用。新技術が追加されたことでボール初速性能が向上し、さらなる飛びを実現したという。ヘッド内部に設置された、インパクト時にヘッドに生じるたわみを軽減する「ジェイルブレイク AI テクノロジー」も進化を遂げている。従来はフレーム形状だったが、新モデルではY字型に生まれ変わったことで、約25%の軽量化に成功した。
強度と弾性力に優れる「鍛造FS2Sチタン」が採用されたフェースは、これまでAI解析によってボール初速・スピン量・打ち出し角という飛びの3要素を最適化していたが、今作では着弾地点のブレ幅を抑える設定を追加。高初速エリアを拡大するとともに、コントロール性能を向上させたフェースに仕上がった。
深みのあるブルーを基調としたカラーで、高級感あふれるデザイン。ラインアップは、幅広い層をターゲットにしたスタンダードモデル「パラダイム ドライバー」、やさしさとつかまりやすさをプラスした「パラダイム X ドライバー」、軽量でラクに飛ばせる「パラダイム MAX FAST ドライバー」、コンパクトで操作性の高い「パラダイム トリプルダイヤモンド ドライバー」の4種類。
ヘッド体積は「トリプルダイヤモンド」が450 cc、その他3機種は460cc。ロフト角は「パラダイム」と「X」が9度、10.5度、12度。「MAX FAST」が9.5度、10.5度、12度。「トリプルダイヤモンド」は8.5度、9度、10.5度。標準シャフトは、「パラダイム」と「X」が「VENTUS TR 5 for Callaway」、「MAX FAST」が「SPEEDER NX 40 for Callaway」、「トリプルダイヤモンド」は「TENSEI 55 for Callaway」を装着。税込価格はいずれも標準シャフトで9万6800円、カスタムシャフトで11万6600円。問い合わせは、キャロウェイゴルフお客様ダイヤル(0120-300-147)まで。