“鉄芯”で初速性能が向上 ミズノ「ST-Z 230」「ST-X 230」ドライバー3月発売
ミズノ(本社・大阪市住之江区)は、グローバルモデルに位置づける「ST」シリーズより、「ST-Z 230 ドライバー」と「ST-X 230 ドライバー」を3月10日に発売する。同シリーズは日本では4代目となる世界戦略モデルで、2022年に登場した「ST-Z 220 ドライバー」と「ST-X 220 ドライバー」の後継となる。
前作からの変化は、ウレタン樹脂の内部にステンレス製の“鉄芯”を埋め込んだ「CORTECH CHAMBER(コアテックチャンバー)」という新構造だ。ウレタン樹脂と一体成型された4.5gの棒状ウエートをソール前方に配置することで、インパクト時のボールを押し出す力が増幅し、初速性能が向上。また、ヘッド後方に搭載した7gのウエートと組み合わさることで、高慣性モーメントと高初速エリアの拡大を実現した。
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一方で、従来モデルから複数の機能も継承されている。フェース素材は、一般的なチタンよりも強度が高く、たわみ量が多い「フォージドβチタン」を前作から踏襲。フェース中央部を厚くし、周辺部を薄くすることで反発性能を高めている。また、クラウンとソールにカーボン素材を用いることで、最適な重量配分のヘッドに仕上げた。
「ST-Z 230」はヘッド後方のウエートをセンターに配置し、高い直進性と安定性を追求した低スピン設計。重心を深く設定することで、高慣性モーメントによるブレないヘッドを実現した。「ST-X 230」はヘッド後方のウエートをヒール側に寄せたドローバイアス設計。重心距離を短めに設計することでヘッドを返しやすくなり、高弾道でつかまる弾道を生み出すという。
ヘッド体積はどちらも460cc。ロフト角は「ST-Z 230」が9.5度、「ST-X 230」が10.5度。税込価格は9万2400円。「ST-Z 230」のみフェアウェイウッドとユーティリティも展開する。問い合わせは、ミズノお客様相談センター(0120-320-799)まで。