強いタメでもスムーズに動く元調子進化系「ツアーAD VF」が10月発売
グラファイトデザイン(本社・埼玉県秩父市)は、主力ブランド「TOUR(ツアー)AD」シリーズの2024年モデルとなる「ツアーAD VF」を10月6日に発売する。
「VF」は「Victory Force(勝利の力)」の略で、点で攻める高い精度と飛距離の両立を求めるプロや上級者向けにつくられた中元調子。前作「CQ」が“先調子進化系”と呼ばれたことに対し、今作では“元調子進化系”のフレーズで販売する。
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特徴は、切り返し時にタメをつくりやすい元調子系の特徴を継承しつつ、手元部には高強度と高弾性率化を両立したカーボン繊維「トレカ M40X」を採用したこと。
剛性がありながらスムーズな感触のキックポイントを支え、振り遅れやもたつきを抑える。強いタメをつくってもスムーズな挙動でタイミングが取りやすく、シャープに振り抜きやすい仕様となっている。
先端から中間部にかけては、航空・宇宙分野の構造部材にも用いられる「トレカ T1100G」を広範囲に採用。しなりと強靭さを併せ持つカーボンを使用することで、エネルギー伝達を最大化し、打点の散らばりやスピン量を抑え、ボール初速を高める設計に仕上げた。
デザインはレッドとブラックを織り交ぜたシリーズ特有の縞々(しましま)カラーリングを採用。国内男子ツアーではすでに5月開催「ミズノオープン」の会場からプロトタイプを使用する選手が見られ、中島啓太や永野竜太郎らがスイッチを検討していた。
ラインアップは、40g台(VF-4/46~47g)が硬さR2、R1、S。50g台(VF-5/55~59g)がR2、R1、S、X。60g台(VF-6/64~68g)がSR、S、X、TX。70g台(VF-7/74~77g)はS、X、TX。税込価格は4万6200円。問い合わせはグラファイトデザイン(0494-62-1170)まで。