やさしさを追求したキャビティウェッジ クリーブランド「CVX2 ZIPCORE」発売
住友ゴム工業(本社・神戸市中央区)は、ショートゲームを楽にプレーしたいゴルファーに向けて開発されたキャビティバック形状の「クリーブランド CVX 2(シーヴィエックス ツー) ZIPCOREウェッジ」を3月9日に発売する。
アマチュアゴルファーの78%がキャビティバックのアイアンを使用している一方、ウェッジではその割合がわずか4%にとどまっていることから(同社調べ)着想。寛容性の高いキャビティバックタイプをウェッジにも取り入れる考えのもと、やさしさを重視して開発されたモデルとなっている。
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同社の中・上級者向けモデル「RTX(アールティーエックス)」シリーズで搭載されたテクノロジー「ZIPCORE」を採用。ネック部に軽比重のセラミックピンを埋め込み、キャビティ部(凹み)を拡大することで生まれた余剰重量をトウ側に最適配分した。フェース面は従来モデルと比べて長さ、高さともに約1mmサイズアップし、上下左右の高慣性モーメント化を実現。飛距離性能と操作性を向上させ、寛容性の高いクラブに仕上げた。
同社がアマチュアゴルファーの平均打点を分析したところ、過半数のゴルファーがトウ寄りでヒットしていることから、重心位置を3mmトウ側に移動(56度の場合)。実際の打点位置に近づけたことで、安定したボールスピードと飛距離を生み出す。
ロフト角で異なるブラストとレーザーミーリングを採用する「HydraZip(ハイドラジップ)」フェースは、ロフト角が大きくなるごとに細かい加工を施すことで、摩擦力が上がる仕様に。また「ULTIZIP(アルティジップ)」と呼ばれる深い溝が継続採用され、溝の間隔を狭く、深く高精度で設計することで優れたスピン性能を発揮する。2つの加工技術を組み合わせることで、ラフや水に濡れた状態など悪条件下でもスピンコントロール性能が向上し、従来モデルと比べてスピン量が40%増加したという。
ロフト角は46~58度の7種類(2度刻み)で、ソール形状はロフト角ごとに設計。「V-SOLE」(46~52度)は、V字のソールがショット時の抜けの良さを発揮し、ダフリのミスを軽減。「S-SOLE」(54・56度)は、ヒール側を削りワイドなソールにしたことで、バンカーやラフなどフェースを開いたショットで効果を発揮する。「C-SOLE」(58度)は、ヒール側とトウ側を削った形状で、あらゆるショットでもふわっと上がるショットを可能にした。
税込価格は「NSプロモーダス3 ツアー115(S)」装着で2万3100円、「ダイナミックゴールド95(S200)」で2万2000円、「ディアマナ for CG II」で2万4000円。問い合わせは、株式会社ダンロップスポーツマーケティング カスタマーサービス部(0120-65-3045)まで。