着目したのは“つぶれ分布” 日本シャフトの新ブランド「バルカヌス」誕生
フックに悩む非力なゴルファー向け アイアンシャフト「ドミナーレ」誕生
株式会社シンプルワン(本社・大阪市)は、共同運営しているインドアスタジオ「ベストドライブスタジオ」で得た知見にもとづき、シャフトメーカー「BEST DRIVE SHAFT(ベストドライブシャフト)」を立ち上げた。その第一弾としてアイアン用カーボンシャフト「Dominare(ドミナーレ)」を4月26日に発売した。
同社はスイング解析機器のデータから、パワーがなくてもフックに悩むゴルファーがいることに着目。現在市場にある軽量カーボンモデルのシャフトは中調子~先調子が主流で、スライスに悩むプレーヤー向けモデルが多いなか、あえて少数派となるターゲット層のためにシャフトを開発した。
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「ドミナーレ」の特徴は、「バイブレーションコントロールテクノロジー(VCT)」と呼ばれる、スイング中に起きる無駄な動きを吸収し、最適なパワーだけをボールへ伝達する独自技術を採用した点。意図的に先端剛性を高め、ヘッドの慣性モーメントを受け止めることでトウダウン(アドレス時よりもヘッドのトウ側が下がる)現象を抑制し、常に芯でとらえやすく安定したインパクトをもたらす。手元側は剛性を下げており、リリースの動きを吸収してタメが作りやすい設計となっている。
トルクを小さく設定することでインパクト前後の突発的なフェースターンを抑制し、スムーズなスイングへと導く。グリップ圧が高くリストターンが強いゴルファーでも、インパクト付近でフェースをスクエアに導くことが可能だという。
ラインアップは3色構成で、重量帯ごとに分類されており、「ブルー」が50~54g、「シルバー」が60~65g、「ブラック」が67~74g。キックポイントは全て元調子。硬さはワンフレックスとなっている。税込価格は1万6500円。問い合わせは、ベストドライブシャフト(golf@best-drive-osaka.com)まで。