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ヘッドとシャフトを別々に販売!ヤマハがRMXドライバーを発表

ヤマハ株式会社は、ヘッドやシャフトを単独で購入可能な調整機能付きドライバー「RMX(リミックス)」を発表した。発表会の会場は六本木にあるライブハウス「ニコファーレ」、音と映像を融合させた空間は新ブランドのイメージにぴったりの演出だった。

2002年に同社のフラッグシップモデルである初代「インプレスX」が誕生してから10年、いい意味での“変わらない良さ”があったが、中には飽きが出始めてきたという声もあり、次の10年のステップとして、フルモデルチェンジし「RMX」に踏み切った。同社がカバーしているアベレージ層とアスリート層のブランド「Dシリーズ」と「Vシリーズ」を統合して、RMXにしたのは社運をかけた決断だったといえる。

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かつて、キャロウェイゴルフが2008年に業界初となるヘッドとシャフトを別々に組み合わせるシステム「I -MIX」(アイ・ミックス)を発売したが、画期的ではあったもののあまり評価を得られなかった経緯がある。これに関してヤマハでも議論されており、販売価格が高かったこと、当時市場にはまだチューニング効果が浸透していなかったを理由にしている。今回のヤマハの戦略が果たして吉と出るのか注目したい。

■ヘッド、シャフト、重量、ライ角を自由自在に「ヤマハ RMXドライバー」

「RMX」開発の背景には、近年増えてきた調整機能付きドライバーとカスタムシャフトを購入するゴルファーが増えてきたことが挙げられる。ヘッドは9度と10度の2種類、シャフトは、ヤマハオリジナルと人気シャフトメーカー(グラファイト、三菱レイヨン、藤倉シャフト、USTマミヤ)5種をラインナップ。

またヘッド左右に取り付けるウエイトは標準で13×2、4、22gが用意されており、クラブヘッド左右重心移動が最大で8mm可能にした。さらにオプションで4gから22gまで1.5g刻みで13種類あり、緻密な調整が可能となる。

そのほか、低重心・浅重心により無駄なスピンをなくし、ヘッド全体のたわみ効果で打ち出し角があがることで、飛距離アップを狙っている。クラウン部のケミカル加工による軽量化、フェース肉厚を変えることでスイートエリアが拡大させ、やさしさの部分も向上させている。

会場には国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」で優勝した同社契約プロのジェイ・チョイ選手が駆けつけた。「三井住友VISA太平洋マスターズ」でさっそく使用したチョイは、一緒にラウンドしていた手嶋多一選手に「それ、飛びすぎだろ!」と言わせるほど、自他共に認める飛距離性能があると語ってくれた。



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