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クレイジー、シングルBへ事業譲渡完了で健全経営目指す

クレイジー、シングルBへ事業譲渡完了で健全経営目指す
今年2月、民事再生手続きが開始されたシャフトメーカー「クレイジー」の再建が動き始めた。

4月1日付で株式会社シングルB(東京都足立区、白石哲也社長)へ、クレイジーの譲受会社として事業譲渡が完了。これにより、クレイジーの事業財産はシングルBに譲渡されるが、その内訳は次のとおり。

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クレイジーが所有するゴルフクラブ、シャフト、ヘッド、ゴルフバッグなどのゴルフ用品。泰山木に対する債権、その他譲受人の事業運営に必要な商標、什器備品などである。

旧クレイジーは民事再生終了まで存続するが、豊島大樹社長以下16名の社員がシングルBへ移籍した。同社の従業員は最盛期、パートを含め50名ほど在籍したが、一連の騒動を受けて退職が相次いでいた。本社ビル(東京都足立区)は閉鎖し、本社勤務の従業員はシングルB本社(足立ファクトリー2F)へ勤務。

欠品していた商品の製造・販売再開が急がれるが、新製品については「テストを重ねて、今秋を目処に投入できれば」(同社)。いずれにしても再建の要諦はブランドの信頼回復と、ニッチ型の高付加価値製品に特化して経常利益を高めるところにありそう。

前社長の逮捕をきっかけに経営難に陥ったクレイジーだが、独自のブランディングで高い利益が確保できるシャフトだけに、復活を望む専門店は多い。新体制で巻き返せるか?

■ シングルBの概要

名称:株式会社シングルB
設立:2014年4月1日
代表者:白石哲也
所在地:〒121-0062 東京都足立区南花畑5-2-16 2F
TEL:03-3858-9012
FAX:03-3858-9013
事業内容:ゴルフ用品製造及び販売

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