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今平周吾2位 石川遼3位「武藤さんがすごすぎる」

◇国内男子&アジアン◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 最終日(29日)◇東広野ゴルフ倶楽部(兵庫)◇7058yd(パー71)

ライバルたちも脱帽だった。4打差の逃げ切り、通算21アンダーで4季ぶりの優勝を飾った武藤俊憲を同じ最終組で追いかけた今平周吾は通算17アンダーの2位。3打差から出た石川遼は16アンダーの3位に終わった。

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開始2ホールでバーディを奪った武藤に対し、今平は4番からの2連続バーディで追いすがったが、痛恨の一打が響いた。「7番で左に飛んで行ってしまった。一番してはいけないミス」。池越えのパー3でのティショットは8Iで大きく左へ。「普通なら9番で打つところを8番でアゲンストの風に当てていこうとしたら、引っかかってしまった」。深いラフにはまり、アプローチミスが続いてダブルボギーをたたいた。

「6番までは競っていけるかなと思っていましたけど、7番のダボで武藤さんに余裕が出てしまったのかなと思います」。上がり3ホールで連続バーディフィニッシュを決め、4試合連続のトップ10入りで今季3回目の2位。シーズン初勝利はお預けとなった。

前の組でプレーした石川は「(通算)20アンダーに行ければ勝てるかなと思っていたけれど、結局20でも勝てなかった。これは武藤さんがすごすぎる」と完敗を認めた。1Wショットは連日310yd以上のドライブを連発し、2日目にはコースレコードに並ぶ「62」を記録したが、今季3勝目に届かなかった。

41歳になっても健在の武藤の爆発力に感服。「今年はそんなに(調子が)良くなかったのかもしれないが、少しゾーンに入って、流れをつかんだときの武藤さんは止められないイメージ。自分もまったくプレッシャーをかけられなかったかと言えば、決してそうではない、悪いプレーではなかった」と自身の6バーディ、1ボギー「66」には及第点。「負けた原因はきょうではない。きのうまでの3日間にある」とうなずいた。

賞金ランキングは石川が1位をキープ。2年連続賞金王がかかる今平が5位から2位に浮上し、差は約1364万円となった。(兵庫県三木市/桂川洋一)

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