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石川遼は序盤に3ボギー 迷いを生んだスタートホールの2打目

◇国内男子◇トップ杯東海クラシック 初日(3日)◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知)◇7295yd(パー71)

風によるアイアンショットの乱れが、スコアメイクの歯車を狂わせた。石川遼は5バーディ、5ボギーのイーブンパー「71」で回り、首位に4打差の18位タイで初日を発進。最終9番では5mを沈めて「何とかパープレーに戻せた」というバーディ締めだが、前半13番(パー3)までに3つのボギーをたたいてしまった。

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強いアゲンストの風がふくスタートホールの10番。石川は1Wをフェアウェイに運び、残り120ydの絶好の位置につけた。「明らかにアゲンスト」と迷いなく52度のウェッジを振り抜いたが、上空で減速しないボールを見て表情をゆがめる。「ああ、デカイなあと。そんなにアゲンストじゃなかったんだな」。ボールは奥に切られたピンを大きくオーバーして奥のバンカーにキャリーで突き刺さった、“目玉”からの3打目は2mオーバー。これを外してボギー発進とした。

出だしのつまずきについて「内容的にはすごく良かったし、ショット的にはボギーになる内容ではない。“OKバーディ”で出たくらいの手ごたえだったけれど、目玉になってボギーになっただけ」。それでも最初に感じた風への迷いが出足を鈍らせた。「そこをバーディで出るのと、ボギーで出るのとではまったく違う。あそこで風の読みがピッタリ合ってくれると、風を難しく感じなかったと思う。距離感が10yd以上ぶれると…」。

「最初のパー3でもオーバーした」という同じくアゲンストの風が吹いた13番(パー3)では、ピン奥12mから3パットボギー。序盤の数ホールを「苦しかった」と振り返り、「1ホール目のセカンドショットは大事だなと思った」としみじみ語った。

グリーン左にがけが迫る難所の16番(パー3)では、ピン奥7mからスライスラインをねじ込んでバーディ。ガッツポーズを作って観衆を沸かせたが、「一回も2m以内につかなかった」というアイアンについては反省の言葉が続く。「風が強いのは同じ条件。もっとアイアンを寄せないといけない」と振り返った。(愛知県みよし市/塚田達也)

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