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もう1人の大会の顔、杉原輝雄が棄権

今週開催の国内男子ツアー「アジアパシフィック パナソニックオープン」第2ラウンドスタート前に、杉原輝雄(71)が体調不良を理由に棄権を表明した。棄権は2006年の「マンダムルシードよみうりオープン」以来。

「腸に炎症ができていて、2、3日前からこの辺(左の横腹)が痛くて、スイングもスムーズにできない。初日のスコアが悪かっただけに(16オーバーの131位タイ)、やめたくなかった」と苦渋の決断だった。ホストプロの石川遼が“大会の顔”ならば、杉原は開催コースである茨木カンツリー倶楽部でゴルフを覚え育った“コースの顔”。「せっかく特別推薦していただいたし、同級生もたくさん来てくれた。最後までプレーしたかったが、本当に心苦しい。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と、悔しさを滲ませていた。

現在は前立腺ガンと闘病中で、治療の合間を見てプレーを続けている状態だ。次戦のスケジュールは未定だが、「ダンロップフェニックス(11月20日~)には治療を中断してでも出たいね」と話していた。

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