LPGAが4年ぶり優勝 MVPは小祝さくら/3ツアー対抗戦
2019年 Hitachi 3Tours Championship
期間:12/15〜12/15 場所:グリッサンドゴルフクラブ(千葉)
渋野、鈴木ら女子に脱帽? 石川遼「ショットで圧倒された」
◇国内ツアー対抗戦◇Hitachi 3Tours Championship(15日)◇グリッサンドゴルフクラブ(千葉県)◇3633yd(JGTO)、3380yd(PGA)、3113yd(LPGA)=9ホール◇パー37
石川遼は午後のフォアサム形式(1つのボールを交互に打ち合う)で賞金王・今平周吾とコンビを組んだが、LPGAチームに4年ぶりの優勝をさらわれた。2年連続の3位に「絶対に負けたくないという各団体の思いがある中で、女子選手が強かった」と振り返った。
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午後に同組で対戦した鈴木愛と渋野日向子について「賞金女王とメジャーチャンピオン。勝負だからこそ、技術の高さが見られると思っていた」。年の瀬のチャリティマッチを除けば、女子選手と勝負するラウンド機会はほとんどないが、ゴルフ界を俯瞰する選手会長は11月の女子ツアー「伊藤園レディス」の終盤の鈴木の攻め方が印象に残っているという。「200yd近いパー3でUTでバーディを獲る。18番はセカンドもUTで狙ったり。男子とは飛距離の違うはあるけど、あの精度の高さはすごい」と舌を巻く。
LPGAチームとは9ホールの距離の差が520ydあり、7番(パー3)は55yd(JGTO:195yd、LPGA:140yd)と異なる。性別や年齢による飛距離のハンデを考慮し、条件面は年々厳しくなっているが、「ティ(の位置が)がどうとか、言い訳ですよね。今日はいかにパットで食らいつくか、という感じだった。それくらいショットで圧倒されましたね」と苦笑いを浮かべた。
「思うようなシーズンを送れてなかったみたいで、何かプラスになれば」と、親交のある永井花奈にキャディをまかせた。午後の8番では手前からチップインバーディを決めて、豪快に拳を握るなど見せ場をつくり、19年最後の大会を終えた。(千葉県成田市/林洋平)