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石川遼の任期最終年 男子ツアー「選手会長」職の行方は

石川遼は19日、日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰式に出席した。自身はアマチュア時代にツアー優勝を果たした2007年に特別賞を、プロ転向した翌08年に新人賞を受賞。前年に続きジャパンゴルフツアー選手会の会長として各大会主催者に感謝の気持ちを述べ、乾杯の音頭を取った。

昨季から務めた選手会長職の任期は、今年が最終年の2年目。選手会では現在、来季の理事の選挙を行っている。選ばれた理事のなかから選手会長が決まるのが通例で、年明けの理事会で正式決定する運びだ。

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各大会でピンフラッグを販売するなど、積極的なファンサービスの旗振り役を担ってきた。とくに1年目の昨年は試合のない日もスーツ姿で会議にも多く出席し、人気低迷にあえぐツアーで話題も提供した。再選を望む声がある一方で、石川には再び海外ツアーに挑戦したいという、“いち選手”としての欲もある。1月の「SMBCシンガポールオープン」で2020年初戦を迎えた後は、「海外の試合にもいくつか出たい」という。

年間3勝を挙げたことで、世界ランキングは現在81位まで復帰した。日本勢では松山英樹(21位)、今平周吾(32位)に次ぐ順位。「東京オリンピック」に出場するためには、現実的に2番手に入る必要がある。「この時期に、いま3番手でいられるのはギリギリ、チャンスもあるのかなと思う」と望みを捨てていないからこそ、日本で試合がない時期に海の向こうにも目を向ける。「世界ランク80位前後になって、PGAツアー(大会)の推薦(出場権)がもらえたら挑戦してみたい」と意欲を口にした。

男子ツアーは2019年、来場者数が前年比9335人減(33万7136人)となるなど、女子に比べて苦戦を強いられた。石川に対する期待はコース外でも依然として大きい。リーダー役の次の行方は、今後のキャリアにも少なからず影響しそうだ。(編集部・桂川洋一)

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