2020年 フジサンケイクラシック
期間:09/03〜09/06 場所:富士桜CC(山梨)
「やさしい」オノフの顔に 浅地洋佑のクラブセッティング/男子ツアー再開
◇国内男子◇フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)
男子ツアーは新型コロナウイルス感染拡大により中断していたシーズンを「フジサンケイクラシック」で再開する。1月「SMBCシンガポールオープン」以来の試合で、2年にまたがるシーズンの国内開催初戦。有力選手のクラブセッティングを紐解いた。
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渋野日向子が「ワールドレディスサロンパスカップ」で国内女子ツアー初優勝を遂げた昨年5月12日。その裏の男子ツアー「ダイヤモンドカップ」でも初タイトル獲得のストーリーがあった。プロ8年目の浅地洋佑がマンデー予選会からの出場で、最終日に逃げ切りに成功。高校卒業後のプロ入りから浮沈を重ね、待ちに待った瞬間を迎えた。
7月のメジャー「全英オープン」で予選を通過し、9月の「ANAオープン」で早々に2勝目をマークしたことで、初勝利がマグレでないことも証明した。賞金ランキングは自己最高の9位。12月に第1子となる長男誕生後に迎えたシーズンはアジアンツアーにも積極的に参加していた矢先に中断された。
グローブライド社のブランド、オノフのただ一人の契約男子プロ。サポート体制は万全で、「どのクラブもやさしい」と胸を張る。「去年はドライバーからウェッジまで全部取り替えました」。昨年が2年周期の新モデル投入の年だったことから、2020年に大きな変更はない。ドライバーのシャフトを70g台から60g台に、45.25インチから45インチにして「軽く、短くして速く振れるように」と、腰を据えてヘッドスピード向上に取り組んでいる。
生命線であるグリーン周りからのチッピングを支えるのが、元フォーティーンの設計担当者が新たに立ち上げた新ブランド「ジューシー(Jucie)」の昨年投入したSW。「ずっとフォーティーンを使ってきたのですぐに馴染んだ」という名器だ。
21年まで統合された今季は先が長い。「1シーズンと考えるとたくさん試合数がある。去年と同じ…それ以上目指して、しっかり優勝争いに絡めるようにしたいです」。追われる立場になったとしても、チャレンジャーの気持ちを忘れたくはない。
1W:グローブライド オノフ ドライバー黒(10度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタス ブラック (60g台、硬さX、長さ45インチ)
フェアウェイウッド:テーラーメイド Mグローレ (3番15度)、グローブライド オノフ フェアウェイアームズ 黒(5番18度)
UT:オノフ フェアウェイウィングス 黒(3番21度、4番24度)
アイアン:オノフ フォージド アイアン(6番~PW)
ウェッジ:オノフ ウェッジ プロトタイプ(48度、52度)、ジューシー tT WEDGE(59度)
パター:オデッセイ ミルドコレクション #6M
ボール:タイトリスト プロV1