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「アマチュアだけど22歳」金谷拓実の大志 次戦は「全米オープン」

◇国内男子◇フジサンケイクラシック 最終日(6日)◇富士桜カントリー倶楽部(山梨)◇7566yd(パー71)

プレーオフには2打足りず、5位。並みのアマチュアなら周囲から健闘を称えられても、彼の場合は同じようにはいかない。なにせ本人がそう思えない。「たまに、ミスをしてしまうことがあった。それが優勝する人との差だと思います」。前日までの首位との差、3ストロークを詰め切れなかった金谷拓実(東北福祉大4年)は、アマチュアとして史上初のツアー2勝目を逃して悔しがった。

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「当たり前のことを、当たり前にできなかった」というのが敗戦の弁。序盤3番(パー5)で2オンに成功しながら3パットでパーどまり。後半12番では第2打をグリーン奥にこぼしてボギーとし、勢いを削がれた。「そういうところが、差に表れる。決めなければいけないパットを当たり前にできなかった。ティショットでちゃんとフェアウェイに置けないと、ああいうボギーになる」。14番からの2連続バーディの巻き返しも、あと少し踏み込みが足りなかった。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、今大会は昨年12月以来の公式戦だった。「今年の初戦だったので、どれくらいやれるかと思っていたが、上位でプレーできた。コロナ禍でやっていたことは間違いじゃない。全米オープンに自信を持って臨めると思う」と17日(木)開幕のメジャー(ニューヨーク州ウイングドフットGC)に向けて気持ちを高めた。

「予選を通過して、ローアマを取るのが目標」とは語ったが、視線はもっと上にある。「自分はアマチュアですけど、22歳なんで。もう22歳でもガンガン、プロとしてやっている選手もいる。コリン・モリカワもそう(全米プロで優勝/23歳)。アマチュアとは言っていられない年齢。上位を目指して頑張りたい」。アマチュア世界ナンバーワンは、次のステージを見据えている。(山梨県富士河口湖町/桂川洋一)

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