例年シード権争いが盛り上がる11月末のカシオワールドオープンも中止に

11月に開催を予定していた国内男子ツアー「カシオワールドオープン」（高知・Kochi黒潮CC）の主催者と日本ゴルフツアー機構（JGTO）は10日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年大会を中止すると発表した。

「新型コロナウイルスの感染拡大や社会環境の変化を受け、開催に向けて慎重に検討を重ねてまいりましたが、ギャラリー、選手、ボランティア、大会関係者の安心や安全の確保を最優先に考え、この度の判断に至りました。主催者一同は、引き続きゴルフ界を応援していく姿勢に変わりはなく、来年の大会を万全の体制で迎えられるよう準備してまいります」としている。

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前年はキム・キョンテ（韓国）が3年ぶりとなるツアー通算14勝目を飾った。タイトルスポンサーのカシオ計算機株式会社と所属契約を結ぶ石川遼が大会ホストを務めている。

国内男子ツアーは1月の「SMBCシンガポールオープン」で開幕し、コロナ禍で約8カ月の中断を経て、前週の「フジサンケイクラシック」で2020－21年シーズンを再開させた。第3戦は10月15日開幕の「日本オープン」（千葉・紫CCすみれコース）。

非公式で行われた7月の「ゴルフパートナーエキシビション」、日本ツアーの賞金ランキング加算外競技になった9月「シンハン ドンヘ オープン」を含め、当初予定されていた19試合が中止や延期となった。